Joe’s Day

おこもり月間スタート!

いよいよ「おこもり月間」がスタートした。
3月は大きなイベントもなく、ライブや公演もない。
そのかわり、大量の制作モノが手ぐすねをひいている。DVD1本、CD2本、
その他の制作モノが1本。すべて自分の仕事場で制作する。
ということは、、、完全「おこもり」状態が続くということだ。
ひぃ〜〜! (>_<) 僕は自分の仕事場で、コンピュータを前にして音楽制作の仕事を するのが好きだ。それが自分の仕事なので「好き」というのも へんなのだが、本当に好きなのだ。ただ、ず〜っとそうしていると さすがに煮詰まってきたりもする。ロスの仕事場の場合は、一歩外に 出ると、太陽が輝き、緑いっぱいの庭があり、鳥達の声が聞こえ、 最高の気分転換になるのだが、東京の仕事場の場合はそうはいかない。 特に今週は雨が降り続きそうだし、マンションの前ではオバサンが 大声で立ち話、時折バイクやスクーターが爆音を轟かせる。 朝はカラスがカーカーと騒ぐ。 そのため、自分の気分を高揚させ、ハイな気持ちをいかに作り、 いかに維持するかが大事な要素となってくる。 ちょっとしたコンピュータや音関係の小物を買ったり、お菓子を 並べたり、友人に遊びに来てもらったり、面白い映画を見たり、 そんなことをしながら気分を高めていこう。 そんなわけで、今月は皆さんの前に登場する機会はなさそうですが、 元気にやっていますので、どうかご心配なく。

プラネタ・ライブ、無事終了!

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昨日、NSO初のプラネタリウムライブが無事終了した。
出発は朝。バスをチャーターして、メンバースタッフ全員での移動だ。
朝、拾ってもらう予定の場所で傘をさして待っていると、最初雨だったのが
だんだんみぞれまじりになってきて、そのうち雪になっていく。
ひぃ〜〜! マジっすか!
数年前、といってもまだNSOをスタートさせる前、東京で大雪の日に
朝崎郁恵さんとライブをやったことを思いだす。
バスに全員乗り込みイザ出発!
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*高速のレストエリアで。雪がちらつく尚ちゃんの後ろ姿。
雪はどんどん降り続いている。なんだか波乱含みで楽しいんだけど、
来るお客さんも大変だろうなあ、、、なんて話しながら、メンバー
全員での初めてのバスツアー。これで全国回ったら楽しいだろうな、
なんて思いつつ、やっぱり実際にやったらキツそう。(笑)
渋滞のため、都内を出るのに一苦労したが、高速に乗ってしまうと
あとはすいすい。そして会場に到着!雪は降り続けている。
機材を降ろし、お弁当を食べてサウンドチェック&リハ。
リハ嫌いの僕としては珍しく通しリハまでやってしまった。
やっぱり久々の1時間サイズのライブなので気合いが入る。
予定を大幅に越えてリハも終了。
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*リハーサル風景
楽屋に戻り本番を待つ。それにしても寒い。外はもっと寒いはずだが、
控え室も結構寒い。しかたないなぁ〜〜〜、寒いしなぁ〜〜
と自分に言い訳しつつ、先日ファンの方からもらった焼酎の名品、
赤霧島をお湯割りでチビチビ飲みはじめる。というか、持ち込んでるし。(笑)
全さんもチビリ。尚ちゃんもチビリチビリ。僕も続く。
そうこうしているうちに、本番だ。
星空の下での演奏は最高に楽しく、美しい。NSOの音楽と星空が
見事に溶け合い、気分もどんどん盛り上がっていく。
全さんのピアノがいつも以上に素晴らしい!
尚ちゃんの音色がいつも以上に艶やかで美しい!
あぁ〜〜、気持ちいいぞ〜〜! これだ!これですよ、NSOは!
これがNSOの世界観なんですよ!
アッと言う間の1時間。本当に楽しい時間だった。
日帰りということもあり、終了後サクッと撤収してバスに乗り込む。
当然のように宴会が始まる。残っていた赤霧島はあっさり終了。
しかしもう1本あるんだ! なんと同じファンの方が今日また差し入れ
してくれていたのだ。しかもお手ふき、おつまみ付き!うれしいね〜
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*赤霧島を持つ尚ちゃんの手。そのわきに横たわる壱岐&おつまみ
しかしそこで登場したのは「壱岐」という焼酎。
これは全さんがファンの方から送ってもらったもので、次はこれを
行こう、ということになり壱岐を飲みはじめる。
ウマイ! ウマ過ぎ!あまりの美味さにこれもあっさり完了!
ではではということで、赤霧島のニューボトルオープン。
ここでNSOと僕のマネージメントをやってくれている
さくらちゃんから大きなサプライズが。
「今日はケンさんのお誕生日なので、、、」
と用意されたバースデーケーキを出してくれた。
今日は尚ちゃんのマネージャーのケンちゃんの誕生日だったのだ。
さくらちゃん、すごい!すごすぎる。
なんて素敵な、心のこもった気配りが出来る人なんだ!
みんなでハッピーバースデーを合唱してお祝いした。
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*嬉しいサプライズに大喜びのケンちゃん。左の手はサウンドエンジニアの
藤原くん。右に見える手と肩はビデオ担当のキミちゃん。
もうバスの中はえらいさわぎ。そうこうしているうちに、
あっさりと都内に到着。
ええ〜〜〜、もう着いちゃったの〜?
「運転手さん、ちょっと遠回りしてくださ〜い」と言いそうに
なるくらい、楽しい時間だった。
ライブを無事完了した充実感と心地良い疲労感、そして解放感。
素敵な仲間達に囲まれ、本当に幸せだと心から感謝した。

1枚の絵


この絵はある方が僕の写真を見て、似顔絵を描きお礼のメッセージを
書いて送ってくれたものだ。
先日、あるNSOファンの方からメールをもらった。
彼女は重度の障害者をケアする施設で働いている職員の方で、
患者さん達のメンタルケアの時間にNSOのCDを使って下さっているとのこと。
とても患者さん達の反応が良いのだが、1番最初の重低音と「YUKIDOKE」で
出てくるカミナリの音だけは非常に怖がられるとのことで、もしそういう
ものが入っていない僕の自然音のCDはありますか? とのことだった。
僕は自然音が人間に与える影響は測り知れないものがあり、きっと
人間の心の深い部分を震わせる何かがあると直感的に感じている。
実際そういった研究も進められていて、自然の音が認知性の患者さんや、
妊婦さん、心に大きな傷を負った心因性の疾患を持っている方々に
非常に有効な効果があることが証明されている。
僕はこの分野がいずれもっともっと一般的に受け入れられ、
そういった音で癒す治療が進んでいくことを望んでおり、
また、その分野に深く関わりたいと思っている。
だからメールをいただいたとき、本当に興味があり、また実際の
現場の状況をもっと詳しく知りたくて、お会いすることにした。
お話は非常に興味深く、考えさせられることばかりで、時間は
アッと言う間に経っていた。そして、さざ波の音ばかり集めた
僕のCD「Nagi」を差し上げ、使ってみた結果なども教えて
くださいとお伝えして別れた。

別れ際にこのコースターをいただいた。
これは、NSOのCDが好きな患者さんが作った手織りの
コースターで、その人はこれを織るのに1ヶ月以上かかったそうだ。
もう涙が出そうになった。とても使うわけにはいかないと思い、
壁に飾った。
後日、その方から直筆のお礼状が届いた。
部屋にストーブでガンガンに温めて、ビーチパラソルを用意し、
「夏」を感じようというテーマで「Nagi」をかけて下さったそうだ。
反応はとても良く、みんな穏やかな顔で、夏を楽しんで下さったそうだ。
そして手紙の最後に添えられていたのがこの絵だ。

レクサスライブ無事終了!


昨日レクサスライブが無事終了した。
早朝に会場入りし、サウンドチェックが終わって外に出てみると
まるで春まっただなかの様な暖かさ。しばらく散歩しているだけで、
うっすらと汗がにじむほど。あまりの気持ち良さに公演のベンチに
座ってしばし日向ぼっこ。
会場は地下駐車場とは思えないほどの空間に演出されていて、
まるでSF映画のワンシーンのよう。真っ暗な空間と外の
ポカポカ陽気の落差がおかしかった。
今回はダンサーのエイサさんとの初めてのコラボということで、
わくわくどきどき。本番での自由な即興性を大事にしたいので、
なるべくリハーサルや打ち合わせをやらないようにした。
なので、僕自身もどういう感じになるのか本番になるまで
わからなかったのだが、実際に始まってみると、彼女の
美しさと存在感に目を奪われた。
NSOの音の世界に彼女が身体ひとつで入り込んできて、
僕らの世界を別の角度から見事に表現してくれたように思う。
ちなみに昨日はバレンタインデーということで、多くの方から
プレゼントをいただいた。甘いものあり辛いものあり、液体もあり。(笑)
みなさん、本当にありがとうございました!! m(_ _)m

*ライブ後の記念撮影。カメラがめちゃ多くて笑顔が引きつりはじめている。(笑)

『WALL-E』(ウォーリー)

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*主人公のウォーリー
ディズニーの最新作『WALL-E』を見た。
ロスに帰る飛行機の中でもやっていたのだが、その時は見なかった。
元々、基本的にはアニメを自ら進んで見る方でもないし、他に見たい映画も
あったので、そっちを見ていた。
ロスに着くと自宅に『WALL-E』のDVDがあり、大学で映画を専攻している
娘が「すんごい面白いよ〜」というので見た。
最初は眺めている感じだったのだが、どんどん引き込まれていって、
ラストシーンでは号泣してしまった。(笑)
東京に戻る飛行機の中でもまたやっていたので、もう一度見た。
やはりラストシーンでは泣いてしまった。
NSOのリハーサルの時にその話をしていたら、尚ちゃんも
「あ、僕も見ましたよ」と言ったので、
「ねえねえ、最後のシーン、泣いた?」って聞いたら
「へへ、、、思わずウルウルときちゃいましたね〜」
「でしょ、でしょ!!」と盛り上がってしまった。
ストーリは未来の話で、ゴミの山となってしまった地球から人間は
宇宙へと逃げ出してしまう。残されたのはそのゴミを処理するロボット
だけになってしまっている。そのロボットのひとつが主人公の
WALL-E(ウォーリー)だ。
このウォーリーが何のセリフもないのだが、ものすごくカワイイのだ。
そして、そこに宇宙に避難した人間が送った環境調査用のロボット、
EVE(イーバ)と出会うところからストーリーは展開していく。
ストーリーが進むにつれ、ウォーリーとイーバはいつしか心が通じ合い、
お互い恋をするようになる。その心の通わせ方がとってもカワイイのだ。
最近、年の所為か涙腺がゆるくなってしまったのかもしれない。
帰りの飛行機ではもう一本、『リリイ、はちみつ色の秘密』(SECRET LIFE OF BEES)
も見たのだが、またもや泣いてしまった。
そんなわけで、この『WALL-E』(ウォーリー)と
『リリイ、はちみつ色の秘密』(SECRET LIFE OF BEES)、
共に本当に素晴らしい映画なので、もし機会があれば
是非見てみて下さい。
*『WALL-E』(ウォーリー)のオフィシャルサイト
*『リリイ、はちみつ色の秘密』のオフィシャルサイト

Back To LA

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*写真はアリモノです。(^-^ゞ
LA に着いた。
今回のフライトはほぼ満席だったので、かなり窮屈な思いをしたが、
定刻どおり、LAX(ロサンゼルス空港)に降り立った。
長期旅行だったので、イミグレーションでいろいろ言われるかなと
心配していたが、係官が優しい人だったので、そういうやりとりは
いっさいなかった。
そして
「Welcome home !」
と言ってニッコリ笑い、パスポートを手渡してくれた。
僕が大好きな瞬間だ。
手荷物を取り、税関を通ろうとすると、税関員が
「今回どれくらい出てたんだ?」って聞くから
「11ヶ月くらいかな?」と答えると、
「それ問題あるぞ。イミグレーションで言われなかったか?」
とか言われちゃって。イミグレがいいって言ってるんだから、
税関にアンタにそんなこと言われる筋合いはないぞ、くらい
思いながら、「今度はちゃんと再入国申請の許可をもらっとくよ」
と言って通してもらった。
LAXの国際線の発着ビルは工事をやっていて、いつもと出口が
違っていた。今日は曇り。はぁ〜〜〜!LA だ!!
タクシーを拾い、家路へ。
暖かい。長そでのTシャツを着ていると暑い。
早速半そでのTシャツに着替える。
スタジオの鍵を開け中にはいると、機材や床はほこりだらけだ。
これを掃除するのにまた数日かかるだろう。
テラスのイスに腰かけて、ビールを飲む。静かだ。本当に静かだ。
そして鳥の声がすごい。
たったの10時間ほどで地球の反対側くらいまで移動出来て
しまうのだからすごい。さてさて、ゆ〜っくり身体と心のねじを
ゆる〜〜くしていこう。

NSO忘年&新年会

忘年会&新年会
昨夜、NSOの新年会があった。
真っ先にやってきたのは尚之。次に全さん。とりあえず3人で乾杯!!
「旧暦で言うと、まだ年の暮れだから今日は忘年会であり、新年会だね」
と言う。
なぜそう言ったかというと、今日が一年の区切りのような気がしたからだ。
今日、白百合女子大での最後の授業を終えた。
授業が終わると学生が「はい、先生プレゼントです!」と
手作りのアルバムをくれた。それは学生全員がそれぞれ
見開き1ページづつ写真やメッセージを載せ、きちんと
製本したものだった。もうこみあげてしまってそれをそこで
見てしまうと涙が止まらなくなると思ったので、すぐにとじた。
「ありがとう! 帰ってからゆっくり見るよ。」
その後、みんなを近所のイタリアンレストランに招待して、
一緒にランチを食べた。これは前から準備していたことで、
誕生日を祝ってくれたお礼に、最後の授業が終わったら
みんなにお昼をおごるね、と言っていたのだ。
伊是名での合宿以来、クラス全員でのランチは本当に
楽しい一時だった。
いよいよ明日ロサンゼルスに帰るわけだが、ここ一週間は
オニのように忙しかった。打ち合わせが毎日数件続くような
状態だったが、実はまったく苦にならなかった。
新しいステップへの幕開けを感じていたからだと思う。
「旧暦で言うと、年の終わりだから今日は忘年会だね」
そう言ったのは、今日が一年の区切りのような気がしたからだ。
2008年は本当に素敵な年だった。
そして、2009年は次のステージに行く大切な年。
そんなわけで、久しぶりにNSOの3人がそろって飲んだ。
今年の目標を語り合った。
今年もこの仲間と一緒に頑張ろう!
皆様、今年のNSOどうかお楽しみに!!

帰国一週間前

いよいよ後一週間でロサンゼルスに帰る。
と言っても2月の上旬にはまた東京に戻って来るので、
まあいわゆる一時帰国ということなのだが。
2月にはライブが2本あるし、制作が進行している仕事もあるし、
こんな時に帰って大丈夫なんだろか、と思いつつ、まあなんとか
なるだろ、それにそんなこと言い出したらいつまでも帰れないわ、
と自分に言い聞かせ、帰ることにした。
そんなわけで、この一週間は打ち合わせや仕事の整理が満載。
さくさくと片づけて、ロスに帰ろう!
今日は白百合女子大の水曜日のクラスの最後の日だ。
この一年、彼女達の何の役にたてたのだろうか。
少しでも彼女達の心に残る授業ができたのだろうか。
そんなことを思い返しながら、ちょっぴり反省。
さあ後一週間! 頑張って仕事をかたずけよう。
一週間後は空の上だ。イエ〜〜〜イ!!

仕事始め

今日、今年初めての打ち合わせがある。これが2009年の仕事始めだ。
例年だとまだ気分的にお正月が続いていたように記憶するが、
今年に限ってはそうも言っていられない様子だ。それだけにこの
2009年という年が、自分にとってもNSOにとってもとても特別な
年になる予感がする。
今日の打ち合わせは、僕が長年やりたかったことのひとつが
ひょっとしたら実現するかもしれない、という可能性を秘めた
ミーティングだ。これが形になると、またひとつ夢がかなう。
そうやって夢をひとつひとつ実現していくような、そんな
年にしたいものだ。
さあ、新しい年の幕開け。少し気合いが入る。(笑)

Happy New Year !!

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皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は皆様の暖かいご支援のおかげで、最高の一年となりました。
念願でしたNSOのファーストアルバムもリリース出来、
多くの仕事にも恵まれ、また多くの感動をいただきました。
ひとりの力は小さくても、それが集まることで大きな力と
なっていくことを強く感じました。
力をくださった皆様に心から感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。
今年は自分にとってもNSOにとっても、さらなる大きな夢に向って
羽ばたく年だと思っています。
どうか今年も昨年同様、ご支援のほどよろしくお願いします。
ジョー奥田