Monthly Archive: 12月 2005

1年を振り返って

この一年を振り返って。
いよいよ2005年もあと数時間で終わり、新しい年を迎えようとしている。
この1年を振り返ってみる。
yakushima_dvd_s.jpg
なんといってもこの1年の大きな始まりは、4月に屋久島に行ったことだと思う。
そして自分にとっての初めての映像作品を作ったということは記念すべき出来事だった。
この屋久島をテーマにした映像作品『Memory of the Earth – Yakushima』は、僕自身に
とっても大きな意味を持つ作品となった。この作品の評判が口コミで広がり、それを
きっかけに東京での活動が始まったような気がする。
そもそも映像に関しては素人同然の僕が、自分の自然に対する思いだけをたよりに
作ったものだったのだが、自分の能力をはるかに越える素晴らしい作品が出来上がった。
それが自分の大きな自信につながったし、また大きな評価としても返ってきた。
expo.jpg
そしてその後の大きな出来事というと、愛知県で開催された『愛・地球博』の
『奄美プロジェクト』に参加したことだ。市民パビリオンで行なわれた『地球の授業』に
講師として2日間招かれて、奄美の自然について話した。このときに関わった人達との
関係が今でも続いていて、それは続いているというよりさらに関係が密になり深まって
いっているのが面白い。
amami_A_s.jpg  
そしてなんといっても長らく暖めたまま形にしていなかった、『AMAMI』が
ジェマティカレコーズから発売されたこと。しかも『Nagi』『Canoe Trip』と合わせて
3枚同時発売になったこと。このことは今後の自分の活動を大きく前進させてくれたと思う。
前作の『川へ帰ろうー四万十川』を自分のレーベル、クリアライトから発売して以来
数年を経過して、自分でレーベル活動のすべてを取り仕切ることに対する限界を
感じていたときに、手を差し伸べてくれたのがジェマティカレコーズの高橋社長だった。
それまで先が見えずに迷っていた僕の気持ちを、高橋社長の熱意が動かした。
そしてジェマティカに賭けてみることにした。その直後、数社からのオファーを受けたが
迷うことはなかった。そして、夏からこの3作の完成をめざしてスタジオにこもりっきりで
作業を続けた。そして念願であった朝崎郁恵さんの島唄を作品のクライマックスに
加えることも出来た。
自分がこれからずっと続けていこうと思っているシリーズ、『美しき地球の記憶』の
第1作として『AMAMI』を発表出来たことはなんといっても嬉しいことだった。
自分にとっては奄美大島は本当に深いつながりを感じる場所で、その思いが深い故に
なかなか作品として完成させることが出来なかったのだが、ジェマティカとの契約を
きっかけに一気に仕上げることが出来た。
nagi_A_s.jpg  canoe_A_s.jpg
こうして振り返ってみると、この1年間に4つもの作品を発表することが出来たわけで、
それは自分にとっては本当に大きな意味を持つ1年だったように思う。
活動の拠点を東京に持つことを決めてスタートした2005年。数多くの人達に支えられ
助けられながらここまで来ることが出来た。
その中心となった人物は増渕英紀さんだった。2003年11月に奄美大島で、実に30年ぶり
という偶然の再会を果たし、それをきっかけに増渕さんは僕の良き相談相手となって
下さっただけではなく、常に僕の活動を支援し、あらゆる面からヘルプして下さった。
彼の存在無くして今の僕はあり得ない。本当にありがたいことだと思う。
増渕さんだけではなく、彼を中心とした『奄美応援団』の方々、大村さん、山川夏子さんを
始め、多くの方々が常に僕の活動を支援して下さった。
それ以外にも東京には多くの友人がいて、そのみんながいろんな角度から支えて
助けてくれたように思う。
また、ネット上で僕の作品の存在を知り、CDを手にして下さり、暖かいメールを
下さった皆さん。そのひとつひとつのメールが僕の心の支えと自信になった。
そのみんなに心から感謝の気持ちを贈りたいと思う。
『皆さん、本当にありがとうございました。来年も宜しくお願いします。』

LOVE FM 出演

tengan.jpg
一昨夜、Love FMのジェームス天願さんの番組、『Insight』にゲスト出演した。
生放送ということもあって、結構緊張したのだがジェームスさんのやわらか〜い人柄が
その緊張をほぐしてくれて、とても話しやすい雰囲気をつくってくださった。
それにしても彼の奄美、沖縄に関する知識の豊富さには驚いた。薩摩による支配の歴史に
まで話が及んだ時には本当にびっくりした。そんなこと、内地に住んでいる普通の人は
支配の歴史そのものすらまったく知らないのが普通、というくらい知られていないことだ。
毎日いろんなゲストを迎えて話されているわけだから、いろんな知識を準備して
いらっしゃるんだろうね。すごいプロ!
それと後で放送を聞き返してみて思ったことは、今までこれほど僕がやっていることを
正確に把握して話されたことは無かったな、ってこと。
彼は僕の音楽バックグラウンドにまず着目して、そこを出発点として話をふくらませ、
そして自然音の話につないでいくのだが、その自然音をあくまで音楽としてとらえて
話して下さったことがなにより嬉しかった。
この放送はウェブラジオで聞けるので、興味のある方は是非聞いて見て下さい。
ただ、このページにある写真はクリックしないように。(笑)
オトコマエのジェームスさんの横で、飲みすぎで顔のむくんだ僕がぶ〜〜っさいくに
写っています。
*LOVE FM 『Insight』12月26日放送分

Love FM


12月26日、福岡のLove FM の「Insight」という番組にゲスト出演することになった。
この番組はジェームステンガンという人がパーソナリティーを勤める番組で、
夜の10時くらいから20分間出演する予定です。
新しく発売した作品の話を録音時の逸話等を交えながら話す予定です。
福岡、北九州地方にお住まいの方はチェックしてみてください。

南海日日新聞と大島新聞

       
先日、奄美大島に滞在中に、地元新聞、南海日日新聞と大島新聞に僕の記事が掲載された。
島の方はこの2紙のどちらかを必ず読んでいるようで、掲載された次の日から
行く先々で、見ましたよ、と言われた。地元新聞、おそるべし!
もう屋仁川(名瀬市の繁華街)で、ボロボロになるまで飲めなくなってしまったかも。(笑)
ちなみに、大島新聞の方の写真が面白い。なんかお父さんに連れられてきた息子
みたいだな。隣にいるこの方は、僕が島にいる間ものすご〜〜くお世話になった、
奄美群島広域事務組合の松原さんだ。新聞社、テレビ局への連絡もすべて松原さんが
やってくださった。松原さん、本当にありがとうございました!

12月22日、トークライブ

travel_cafe02.jpg
12月22日21時頃より、原宿のトラベルカフェ『BLISS』 でトークライブやります。
当日は、2005年度の奄美民謡大賞 青年の部で最優秀賞を獲得された唄者、
山下聖子さんと、同じく青年の部で特別賞をとられた唄者&三線、松元良作さんの
ライブもあります。(というか、ライブの合間にトークショーって感じかな?)(笑)
この『BLISS』というお店はトラベルカフェという面白いシステムで、お店の中に
旅行代理店のようなカウンターがあって、国内外の航空券が購入できます。
また、ここは原宿でたぶん唯一の沖縄・奄美料理 & 黒糖焼酎を出している
貴重なお店です。奄美ラバーズの方は是非、、、CHECK IT OUT !!
『トラベルカフェ・BLISS』
〒150-0011
東京都渋谷区神宮前6-29-2
SUKEGAWAビルB1F
TEL:03-5766-0300
*当日の詳しい情報はBLISS のサイトの「News」をご覧下さい。
http://www.bliss2001.com/
*JR 原宿駅から徒歩5分、千代田線神宮前駅から徒歩1分です。
詳しい地図はこちらです。

奄美テレビ

amami-tv.jpg
奄美方面にお住まいの方にお知らせです。
本日、午後7:30〜8:00 の『ケーブル情報便』という番組の中で
僕のインタビューが流れる予定です。
ケーブルテレビに加入されている方は、是非ご覧になってください。
*    *    *    *    *    *    *    
投稿者 mitsuwa : December 10, 2005 04:13 PM
おお〜!ブログにまでご紹介いただいて…ありがとうございます!!
ついでに補足です。
ケーブル情報便は名瀬市内のみ、この時間でやっております。
笠利の方は来週土曜日の総集編でご覧いただけます。
ちなみに再放送もありまして、翌日の午前9:30〜10:00に前日夜の分の再放送。
土曜日放送分に関しては月曜の朝再放送です。
ですのでジョーさんのインタビューは12月10日(土)の夜と12日朝、
17日(土)の夕方・18日(日)の朝の総集編、計4回放送されます!
是非ご覧くださいネ。

『美しき地球の記憶』本日発売!!

3title.jpg
本日ジェマティカレコードから『美しき地球の記憶』シリーズ、Vol. 1、2,3として
『AMAMI』『Nagi』『Canoe Trip』が発売された。
それぞれ思い入れの強いものばかりなのだが、そのなかでも特に『AMAMI』は自分に
とって非常に大切な作品だ。それは僕自身の奄美大島との関わりがあまりにも深くて
大切にするあまり、収録してから作品にするのに2年かかってしまった。
ある人に「ジョーさん、AMAMI を自分の手から手放したくないんじゃないですか?」
と言われ、あ、確かにそうなのかも知れない、ちょうど娘を嫁に出したくない父親の
ように、いつまでも手元に置いておきたかったのかもしれない。
そう言われて初めて、いかんいかん、そういうことでは。これをより多くの人の手に
届けなければ! そう思いを新たにし、作品としてまとめあげた。
そして今日はその娘の晴の門出。本当に嬉しい。
ここまで来るまでには、本当に多くの方々に応援していただき、支えていただいた。
それは今も変わらず続いている。本当にありがたいことだと思う。
今まで応援して下さった方々にはここで改めてお礼を言いたい。
『本当に本当に、ありがとうございました!』
その感謝の気持ちを伝える意味で、今、奄美大島に来ている。
昨日は発売の報告に、龍郷町にある今井権現にお参りに行ってきた。
この神社は、録音で島に来た時と帰る時には、必ずお参りする神社だ。
あと数日の奄美大島滞在だが、録音にきた時にお世話になった方々に、
出来るだけ多く会ってCDを手渡してお礼を言いたいと思っている。

奄美再び!

昨日から、奄美大島に来ている。
いよいよ僕のCD、『AMAMI』『Nagi』『Canoe Trip』の発売日が明後日ということで、
島でお世話になった方々にCDの完成の報告とお礼をしたくて島にきている。
最初は個人的な旅行の予定だったのだが、奄美群島広域事務組合の松原さんの
はからいで、明後日の発売日には大島支庁の中の記者クラブで、地元の新聞、
テレビ、ラジオの記者の方々を集めての記者会見を開いていただくことになった。
松原さんとは愛・地球博での奄美プロジェクト以来のお付き合いで、僕のCDの
発売に関してもとても力を貸して下さっている。
愛・地球博の奄美プロジェクトの中核を担った「奄美応援団」も、地球博の後も
勢いの衰えることなく、むしろパワーアップしつつ活動を展開していくようで、
僕の奄美との関わりもさらに深いものになっていくような予感がしている。
どうしてこんなに奄美と深く関わっていくのだろう・・・?
わからない。それは奄美応援団の方々にしてもそうだと思う。
しかも奄美応援団の全員が、奄美以外の土地の出身者だ。
ひょっとしたらみんな奄美のDNA を身体の奥に秘めているのかもしれない。
そういう奄美のDNA を秘めたヤマトンチュ(内地の人間)達が、今、奄美のために
恩返しをするときが来たのかもしれない。
そう思うとますます奄美に対する思いが広がっていくようなそんな気がする。
よし!今晩も黒糖焼酎だ!