Monthly Archive: 9月 2005

『AMAMI』プレ・リリース盤のお知らせ 2

  
↑この美しい写真は奄美在住の写真家、西田テル子さんが撮影
前回『AMAMI』のプレ・リリース盤のお知らせの後、予想を越えるお申し込みを
いただき本当にありがとうございました。
おかげさまで最初に用意したものは、完売いたしました。
それ以降も多くの方から「欲しい」とご連絡いただき、新たにご用意することにしました。
ご希望の方はどうか早めにお申し込み下さい。
*CDの試聴はこちらから*
ご希望の方は、
お名前(ふりがな) 
郵便番号
住所
電話番号
e-mail アドレス
以上をご記入の上、info@joeokuda.com までメールでご注文下さい。
料金は、CD価格¥2000、送料+郵便代引き手数料¥500、
合計¥2500 となります。
尚、今回も数に限りがありますので、
ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。

原宿


原宿の街の音を録ってみた。
バイノーラルマイクで街の音を録音すると、とても面白い。
後で聴いてみると、その臨場感に圧倒されてしまう。人間も自然の一部なのだから、
大きな意味で考えると、街の音も自然の音と言えるかも知れない。
その一部をアップしてみたので、下のフリッツくんマークをクリックして聴いてみて下さい。
聴く時は必ずヘッドフォンで聴いてみて下さい。すご〜い臨場感が楽しめますよ。

01_s_shadow.jpg

明治神宮


僕が東京で1番好きな場所は明治神宮だ。都会の生活に疲れるといつも明治神宮に
行くことにしている。原宿駅から神宮橋を渡るとすぐ明治神宮の原宿口がある。
正面には大きな鳥居がある。ここは観光客の第1の記念写真スポットのようだ。

鳥居のすぐ右わきに小さなカフェがあり、ここも大のお気に入りだ。
外がうだるような暑さの時も、森がある所為でここだけは涼しい。
ここに来てビールを飲みながら、人を眺めたりぼ〜っとしたり、メール書きしたり
するのが大好きだ。森を眺めているだけでも心が落ち着く。

ここの森はただ木が沢山植えてあるだけの都会の公園とは違って、本当に生態系が
成立している森だ。この森が100年足らずのうちに作り上げられたと聞いた時には
本当にびっくりした。この森を最初に管理された方がすごい人だそうで、長い視野を
持って、自然の森として成立するように、丹精込めて育て上げられたそうだ。
僕は日本の都会は大阪と東京しか住んだことがないが、これほど素晴らしい森が
都会にあるのは、ここだけだと思う。

内田満開さん

内田満開さんからメールをいただいた。
満開さんは、朝崎郁恵さんのインディーズ時代の名盤、『 海美(あまみ)』、
それと今の朝崎さんのスタイルの基礎はすべてここにあると思う『うたじま』
というCDの中で、それぞれ解説を書かれている方だ。
先日、山川さらさんからの依頼で僕のCD『Amami』をお送りしたのだが
そのお礼のメールだった。
ただのお礼ではなかった。
その気持ちを『唄』にして送って下さった。
あまりにも素敵で嬉しいことだったので、そのメールを見た朝は
涙が出るほど幸せな気持ちでいっぱいになった。
改めて島の神様に感謝の気持ちを込めて、手を合わせた。
      * * * * * * * 

ジョー奥田様や
おぼくりどぅやりょる
くがにさら(黄金皿)かけぃてぃ
だーしま思い(うむい)
 ジョー奥田様
 有難うございました。送っていただきました黄金の皿(CD)をかけると
 その世界にどこのしまを思うでしょう?
 いえ、それは奄美ほかならないのです。

くがにさら(黄金皿)かけぃてぃ
懐かしゃるしまぬ
しまぬうやふじぬ
くくる(心)みりゅり
 このCDをかけて聴いていると私の懐かしい故郷、シマの昔の情景、
 シマのおじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様の伝えてきた真心が感じられます。

しまぬうやふじぬ
くくるききみりぃば
くくるすみずみに
まさてぃたちゅり
 私の懐かしい故郷、シマの昔の情景、シマのおじいちゃんおばあちゃん、
 ご先祖様の伝えてきた真心をじっと聴いていると、心のすみずみまで
 思いが馳せシマのおじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様への思い、
 感謝が泉のように湧き上がって立ってきます。

くくるすみずみに
ながるしまぬねに
ふたうやがなしぬ
くいばききゅり
 心のすみずみにまで流れる故郷の音に両親が私を呼ぶ声が聞こえます。

ふたうやがなし
とぅしや老とぅてぃいきゅり
くがにさらかけぃてぃ
もどしうがも
 両親は自然と年を取っていってしまいますが、せめてこの昔の故郷が
 いっぱい詰まったこのCDを聴いて頂いて年が若くなるようにお願いしましょう。

くがにさらくがに
しまうむいくがに
じょーおくださま
おぼくりどぅやりょる
 黄金の皿(CD)
 故郷がいっぱい詰まった黄金の皿(CD)
 作ってくださって、ジョー奥田様、本当に有難うございました。
ジョー奥田様、とても素晴らしいCD、お送り下さり有難うございます。
CDから感じられます思いを奄美風の連歌にしてみました。
感謝の意を込めて歌の最初は、各句の頭を取るとジョー奥田様のお名前が出るように、
またCDの思いが永遠にと連歌をエンドレスに作ってみました。
有難うございます。
      * * * * * * * 
満開さんはこの長文のメールを携帯から下さった。

山川さらさん

ライターの山川さらさんに会った。
山川さん、いや、親しみを込めて「さらさん」と呼ばせていただこう。
さらさんは僕の『Amami』のCDのことを共通の友人達を通して知り、
メールを下さったのが出合いのきっかけだった。
まず、共通の友人、知人が大勢いるのにも驚いたが、なにより驚いたのは、
さらさんは、僕が奄美で大ショックを受け、さらに奄美に深くかかわるきっかけとなった
写真集『うたばうたゆん』の中で、島唄に関する解説を書かれた方だったのだ。
う〜〜ん・・・何かがつながっている・・・何かが・・・
さらさんと原宿の駅で待ち合わせ、それから明治神宮を散歩しながらお話した。
話題の中心はもちろん奄美に関することだった。先にお送りしたCD『Amami』に
いたく感激してくださって、涙まで流して下さったことをうかがった。
僕がどれほど『うたばうたゆん』に感激してショックを受けたかをお話した。
共に奄美出身者ではないのに、深く奄美にかかわっている。それが不思議で
面白いと思った。
そう言えば、僕の周りの『あまみラバーズ』達はみんな奄美の出身者ではない。
そしてみんな奄美を深く愛している。もちろん黒糖焼酎も!
先日の愛知万博での奄美プロジェクトを立ち上げ、大成功に導かれた増渕英紀さん、
そのすべての仕切りをした大村局長、陰の立て役者として献身的に事務管理を
された山川さん(あ、同名だ!)、みんな奄美の出身者ではない。
だか誰にも負けないくらい奄美が大好きだ。
『なんか面白いめぐりあわせですね。』
そんな話をしながら、明治神宮の森を歩き代々木口から抜け、喫茶店に入って
お茶を飲んだ。
さらさんの著書「ムンユスィ 魂のふるさと−奄美の素顔」に
サインをいただき、僕のDVD「memory of the earthー屋久島」を差し上げた。

あっという間に時は経ち、代々木の駅前で、次の打ち合わせに走るさらさんと
別れた。人とのつながりの輪がまたひとつ広がったように感じた。

朝崎さんとの電話

cd-utaba.jpg
朝崎郁恵さんと電話で話した。本当に久しぶりのことだった。僕のCD『Amami』を
聴かれた感想を友人からメールで伝え聞き、いてもたってもいられなくなって電話した。
そのメールの内容は本当に飛び上がるほど嬉しいことが書いてあった。
『ジョーさんのCD「AMAMI」のことも話していました。「今ぬ風雲」がうっすらと
波の音の向こうから響いてくるのを聞いて「神の声のようだね」と言ってました。』
もう涙が出るほど嬉しかった。
すぐに電話して、あらためてCDの感想をうかがった。朝崎さんは
『奥田さん、時間がかかりましたね〜(笑) でもそのおかげで素晴らしいCDに
なりましたね。これを聴くと私の故郷のことを思い出して涙が出そうになりますよ。
そして、最後のシーン、いいですね〜 最高ですよ。私もライブでこういうふうに
したいですね。』
嬉しくて涙が出た。
amamicd_s.jpg
CD最後のシーン、9.Asayake 。
このシーンは僕が最もやりたかったシーンで、全ては、ここへ集約するために
逆算して構成した。すべてはこのシーンのためにあったと言っていいかもしれない。
ただ、朝崎さんがどう思われるかというのだけが気掛かりだった。
良かった〜! 気に入って下さった! もうそれだけで、すべてが報われたような
気がした。