Yearly Archive: 2006

2006年を振り返って

さてさて、いろんなことがあったこの1年をブログを参考にしながら、
振り返ってみたいと思う。
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【12月7日】
『美しき地球の記憶』シリーズ発売
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2006年の新年を迎える直前に、『美しき地球の記憶』シリーズとして
3タイトルが発売された。そしてその発売日を奄美大島で迎える。
この1年はこの3枚と後に発売される『YAKUSHIMA』を加えたCDを
中心に動いていく。
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【1月1日】
エコロジーオンラインの新年巻頭インタビューが掲載される。
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嬉しい年明けだった。
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【1月21日】 
赤坂OTONAMIにてトークライブ

あこがれの朝崎郁恵さんと共に、トークライブに出演。
新年早々、朝崎さんと同じステージに立てることが本当に嬉しかった。
ちなみにこの日は記録的な大雪で、それにもめげず会場はぎっしり満員だった。
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【1月25日】
有楽町ケンウッドショールームにてトークライブに出演
ケンウッドの最高機種で組んだサラウンドシステムで、僕のCDを
聴いてもらえたのが嬉しかった。
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【2月1日】
仕事場を代々木に移転。

それまで調布の鹿島建設、音響技術研究所に間借りしていた仕事場を
心機一転、代々木に移した。
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*3月は、『美しき地球の記憶』シリーズ第4作目、『YAKUSHIMA』の
 制作に集中する。
 
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【4月5日】
『YAKUSHIMA』発売!
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シリーズ第4弾、『YAKUSHIMA』が満を持して発売された。
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【4月12日】
有楽町ケンウッドショールームにて2度目のトークライブ

CD『YAKUSHIMA』の発売を記念して、1月に続いてケンウッドショールームでの
2度目のトークライブを行なう。このときは友人知人が詰めかけてくれて、
ぎっしりの満員だった。
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【4月15日】
千駄ケ谷にある『Bar Shizen』満月ナイトとしてトークライブをやる。
このときも店内は立錐の余地も無いほどの満員だった。
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【4月21日】
1月に引き続き、赤坂OTONAMI にて朝崎郁恵さんと共演。
この時は初めて、朝崎さんのステージに参加させていただいて、
初の自然音と奄美島唄のコラボレーションとなった。

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【4月29日】
昔のバンド仲間と奄美大島にライブツアーに行った。
加計呂麻島、ヤドリ浜の2ヶ所でライブ。久しぶりにドラムを叩いた。
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【5月4日】
ネットマガジン『MYLOHAS』に記事が掲載される。
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【5月6日】
初めて大阪でトークライブを行なった。
場所は北堀江にある「コベントガーデン」。故郷大阪での初ライブとなった。
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【5月7日】
屋久島に行く。CD『YAKUSHIMA』の録音ロケでお世話になった
方々にCDを届け、協力していただいたお礼を言いに言った。
やっぱり島はいいな、、、と思った。
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【5月16日】
青山のライブハウス『月見ル君想フ』にて朝崎郁恵さんと共演する。
このとき初めて、奄美島唄のアカペラと自然音、それに奄美の映像という
イベントを試みた。
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【5月19、20日】
札幌『fudge』にてトークライブを行なう。
札幌初のトークライブとあって、お客さんが来るのか心配だったが、
2日間ともぎっしり満員! お酒が美味しかった!
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それにしても4月、5月はむちゃくちゃに仕事してますねえ、、、
しかもこの移動距離! よく働いたわ。。。(^^;)
札幌ライブの後すぐにロスに戻って休養をとった。
いやぁ〜〜、ホントよく働いた!
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【6月23日】
原宿『アコスタジオ』にて、巨勢典子(ピアノ)、奈良大介(ジャンベ)、
真砂秀朗(インデアンフルート)、それに僕の自然音、というライブに
出演する。かなり面白かった!
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【7月22日】
TINGARAのイシジマヒデオさんとツグミちゃんに会う。
今年の後半は彼らとの出会いが大きく影響していく。
本当に運命的な出会いだったように思う。
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【7月26日】
ポッドキャストで配信されている『radio TINGARA』にゲスト出演する。
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【7月28日】
環境省 が運営する「環のくらし」(わのくらし)というホームページに
僕のメッセージが掲載された。そうそうたる顔ぶれに囲まれて、
嬉しいやら恐縮するやら・・・(^^;)
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*8月は東京国際フォーラムでのイベントの準備に追われる。
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【8月21〜24日】
BAY FM の番組『Love Our Bay』にゲスト出演する。
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*8月末、ギターデュオ『山弦』の15周年記念ライブ用の
自然の映像を制作する。嬉しかった。
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【8月30日】
東京国際フォーラムでの1回目のイベント。
1回目とあって緊張したのを覚えている。結果には満足出来なかった、
残念がイベントだった。
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【9月2日】
朝日新聞・英語版に記事が掲載される。
驚くほど大きな記事になり、その後いろんな反響があった。

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【9月20日】
東京国際フォーラムでのイベント第2回目。
津軽三味線のTEMBI さんと共演する。
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【10月27日】
NHKの番組『こんにちわ いっと6けん』に生出演する。
国会中継のため2度出演日がスライドした後の出演だった。
番組終了と同時に、レコード会社の電話が鳴り止まないほどの
反響だった。
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【10月30日】
東京国際フォーラムでのイベント第3回目。
クラリネットの田中正敏さんをゲストに迎えてのイベント。
NHK の影響もあり、立ち見のお客さんがずらりと取り囲むほどの
大盛況だった。テレビの力を改めて感じた。
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【10月30日】
ポッドキャストで放送されているTINGARAのラジオ番組『radio TINGARA』の
コーナーとして、『JOE OKUDA SPECIAL』が放送された。
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【10月31日】
『AVウォッチ』というネットマガジンにインタビュー記事が掲載された。
このネットマガジンのアクセス数は強烈で、1日5万人と言われている。
僕のサイトへのアクセスが瞬間的に強烈に跳ね上がった。
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【11月11日】
六本木のテレ朝1階のイベントスペースで、『AMAMISM』と題された
奄美大島をテーマにしたイベントにゲスト出演した。

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【11月16日】
六本木ヒルズ52階にある「マド・ラウンジ」で、ピアノの高橋全さん、
クラリネットの田中正敏さんと3人でライブをやる。
高橋さんとは以前から何か一緒にやりましょうと、話し続けていたことが
田中さんとの出会いから実現することになった。
今までで一番美しいライブだったと思う。
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【11月20日】
ウィークエンダーという英字の情報誌に記事が掲載された。
朝日新聞・英語版に引き続き、英語の記事になったのがうれしかった。
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【11月22日】
東京国際フォーラムのイベント最終回。
ピアノの巨勢典子さんをゲストに迎えてのイベント。
最終回にふさわしい素敵な時間を楽しめた。。。。と言いたいところだが、
実は機材トラブルが発生して、終わるまではらはらドキドキだった。

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【11月24日】
BS朝日の「ハッピー・ロハス!」という番組にゲスト出演する。
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【11月26日】
静岡のFM局「K-MIX」の番組、『WIND BLOW』にゲスト出演した。
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【12月2日】
金沢の北陸大学で講演を行なう。テーマは『音で知る・命の森』
初めての大学での講演だったので、ちょっと緊張した。
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【12月4〜10日】
大阪で真奈尚子さんのレコーディングをする。
友人達と和気あいあいのなかで仕事が出来て楽しかった。
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本当に忙しい1年だったが、それだけにとても充実した1年だったように思う。
これも応援して下さる皆さんのお気持ちがあったからこそ、これだけ頑張って
これたのだと思う。
皆様、今年1年、本当にありがとうございました。
来年も頑張ります!!

イシジマヒデオ


今年最大の出来事は、イシジマヒデオと出会ったことだと思う。
きっかけはミクシイで彼が足あとをつけてくれたことだった。
『ん? hideo@TINGARA・・・??』
まさか本人ではないだろうと思ってたどってみると、本人だった。
以前もブログに書いたが、僕が最初にTINGARAの音楽に出会ったのは
昨年の春。沖繩出身の友人達と食事をしている時に、そのひとりが
『ジョーさん、沖繩のCDも作ってくださいよ〜!
音楽はTINGARA がいいなあ、、、ジョーさんの自然音と
TINGARAの音楽が聴けたらホントいいだろうなあ・・・』
そう言って、彼のiPodに入っていたTINGARAの曲を聴かせてくれた。
な、な、、、なんだこれは! 本当に驚いた。
非常に洗練されたサウンドと、透き通る様な美しいボーカルサウンド!
いっぱつで虜になってしまった。
当時、田町にある映像編集スタジオに間借りして、『YAKUSHIMA』の
映像作品を作っていた僕は、すぐに事務所の女の子にお願いして、
近所のTSUTAYAでTINGARAのCDを借りてきてもらった。
それ以来、いつかTINGARAと一緒に何か出来るといいのになあ、、、
そう思い続けて1年。その本人の足あとがミクシイについている!
いても立ってもいられなくなった僕は、すぐにメールを送った。
するとすぐに返事が来た!電話番号を交換し、話した。
お互い興奮していたように思う。そして、数日後にTINGARA主催の
シークレットパーティーがあるから、是非来て欲しいと言われ、
パーティーに行った。そしてイシジマヒデオとツグミに会った。
それからの彼らを通しての人との出会いは凄まじいほどだった。
イシジマヒデオは、次々といろんな人に僕を引き会わせてくれた。
その数は本当に数えきれないほどだった。
イシジマヒデオはスーパーマンだと思う。強烈な音楽センスと
情熱。映像のセンス、グラフィックのセンスも素晴らしい。
そしてそのフットワーク。ビジネスセンス、人脈。
日本に来て以来、これほど情熱的ですべてを持ちあわせている
ミュージシャンに会ったのは初めてだ。
今年最大の出来事は、間違いなくイシジマヒデオに会ったことだと思う。
この希有な出会いに心から感謝する。

龍村仁監督に会った!

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龍村仁監督に会った。
最初に龍村監督のことを知ったのは、10年以上も前。
当時、太極拳と気功を習っていた僕は、その先生から映画
『地球交響曲ーガイアシンフォニー』のことを教えてもらった。
それを監督されたのが龍村仁監督だった。
そして、その映画に関する写真集『ガイア・シンフォニー間奏曲』と
龍村監督の著書『地球(ガイア)のささやき』という本を借りた。
最初の写真を見ただけで完全にとりこになった。当時僕が最も興味があった
地球ー生命ー自然ー人間ー魂・・・そういったキーワードに対して
すべてがすっぽりあてはまっていた。
興奮した僕は、本の最後に記されていた事務所『オンザロード』に
すぐに連絡した。なんのために連絡したのかは覚えていないが、
ただただ龍村監督に会いたかったのだ。
そしてその数週間後、日本に行く予定があったので『オンザロード』に
行った。残念ながら龍村監督はいらっしゃらなかったが、応対して
下さった方に、自分のやっていること、本に感動したこと、龍村監督に
お会いしたいこと、等々を伝えたように記憶している。
2週間足らずの限られた日本滞在のため、その日しか予定を空けることが
出来ず、龍村監督にはお会い出来ないままロサンゼルスに帰った。
そして10数年の年月が経ち、ひょんなことから知りあったTINGARAの
イシジマヒデオさんの紹介で、遂にお目にかかることが出来た。
本当に光栄で、嬉しくて、お話出来るだけでもとても楽しかったのだが、
龍村監督が僕のことを「あ、何かの雑誌で見たことがありますよ」と
言ってくださったことが何より嬉しかった。
僕のCDを差し上げ、資料をお渡しし、小一時間ほどお話した。
龍村監督は本当に情熱にあふれた方で、今やっていること、
これからやろうとされていること、チベタンボールに似た鐘のこと、
等々を話してくださった。そして最後に「いつかなにかご一緒にやりましょう」
と言って握手して下さった。
10数年の時を越えて、こうして自分の思いが実現したことに心から
感謝する。そしてその思いをかなえてくれたイシジマさんとの出会いに
感謝したい。彼に出会ったことが今年最大の出来事かもしれない。
*『地球交響曲ーガイア・シンフォニー』のサイトはこちら

PowerBook

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僕の愛機、AppleのPowerBook が、ある日突然立ち上がらなくなった。
その数日前に衝撃が加わってしまうというアクシデントがあったのだが、
その直後は無事に立ち上がっていた。
「わお〜〜! てっきりダメだと思っていたら立ち上がったよ!えらい!」
と喜んでいたのもつかの間、ある日突然「もうやだ!」 となった。
全身から血の気が引く。1年くらいバックアップとってない!!
え〜〜〜ら〜〜〜い〜〜〜こ〜〜と〜〜〜じゃぁ〜〜〜!!
祈るような気持ちで、ターゲットモード、つまりコンピュータに
内蔵されているハードディスクを、ハードディスクとしてだけ使用する
ための立ち上げ方をしてみた。
じょわぁ〜〜〜ん
立ち上がった!! 少なくともデータは取り出せる!
ということは、問題はCPUか、それが乗っているマザーボードだな。
コンピュータはお金で買えるが、データは買えない! あたりまえだ。
ほとんど、というかすべてと言ってもいいくらい、仕事はコンピュータで
やっている。それがすっ飛んでしまった日にゃぁ〜あ〜た、えらいこと
ですよ、ではすまない。はぁ〜〜良かった。
この金欠時に壊れなくても、、、とボヤキつつ、秋葉原に走り
データバックアップ用にハードディスクをひとつ買った。
『カーボンコピークローナー』というソフトを立ち上げ、PowerBookの
クローンコピーを作る。これは見えているファイルだけではなく、
不可視ファイルなどもそっくりそのまま別のディスクにクローンを
作ってくれるソフトで、OSX の起動ディスクを作ってくれる。
ど〜〜えらい時間がかかったが、とりあえずデータはサルベージ!!
さぁ〜、修理に出そうと思い、渋谷のアップルストアに行く。
サポートのカウンターにはやや頼りなさ気なオニイさん。
症状を説明し、念のため立ち上げようとしてみたり、外部ディスクでの
起動を試したりいろいろしてくれたが、まったくうんともすんとも
言ってくれない。そのときそのオニイさん、
「これ、AirMacカード入ってますよね?」と聞くので、
「ええ、入ってますよ。」と答えると、
「カード、確認されましたか?」と言う。
「いいえ」
AirMacカードというのは、ワイアレス通信の受信用のカードで、
裏のバッテリーをはずして、その脇から差すようになっている。
しかし、今はCPU が動かないって言うのに、なんでAirMacカードが
関係あるのだ?
するとオニイさん、
「AirMacカードが緩んでいると立ち上がらないことがあるんですよ。
外からの衝撃が加わったときに、はずみで緩んでしまうことが
あるんですよ。」と言う。
そんなもの、確認してない、っていうか知らなかったぞ。
オニイさん、PowerBookをひっくりかえし、裏のバッテリーを
はずす。「あっ!ゆるんでますね。」カチッ。差し直した。
そして、、、
じょわぁ〜〜〜ん
わお!!なにもなかったかのように立ち上がった。
すげ〜〜〜!!
とたんにそのオニイさんが頼もしく見えた。
[教訓]
1.くれぐれもコンピュータは落とさないように。
2.バックアップはこまめにとること。

落款(らっかん)

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書家の紫舟(ししゅう)さんから、落款(らっかん)をいただいた。
以前お願いしたのを覚えていてくれて、出来たよ〜っとメールが入ったので
六本木の彼女のアトリエまでとりにいった。
字の内容に関してはまったくのお任せでお願いしていたので、どういう風に
彫ってくれたのかとても楽しみだったのだが、期待を上回る素晴らしさ。
「奥田」の「奥」の字を使ってかわいらしく出来上がっていた。
う〜〜〜嬉しい!! 押しまくりたい!
早速東急ハンズに行って、小さい朱肉を買った。これを持ち歩いて
機会を見つけては押しまくろう! 次のCDのジャケットにも押しちゃおう。
サインを頼まれたら、ついでに押しちゃおう!
さぁ〜〜て、第1号はどこで誰に押そうかな?
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*紫舟さんのオフィシャルサイトはこちら

I’m Back In Town !


日曜日に東京に戻ってきた。まさに「戻って」来た、という感じだった。
部屋に入ると懐かしい匂いがした。仕事用の機材を見るとホッとした。
ミキサーコンソールとスピーカーの前にいつものように座ると心が落ち着いた。
不思議だ。
東京に居をかまえて1年たらず。なのに「帰って来た」という感覚がある。
新大阪駅を出る時は、また別の感覚だった。大阪は生まれ育った土地なので
特別な思いがあり、そこを離れる時には独特の感傷的な気持ちになる。
だけどロスの写真を見ると胸がキュンとなる。いったいどこが自分の
本当の居場所なのだろう。。。。
ひょっとすると自分の本当の居場所を持たないまま人生を終えるような、
そんな気がする。それはそれでいいと思っている自分がいる。
一生を旅人として過ごしていくような、そんな生き方もあるだろうと思う。
ひょっとすると自分はそういう風に生きていくのでは、、と思うことがある。
そして、自分の好きな場所を離れるたびに、胸がキュンとなるのだろう。
自分が移動しているだけで、自分自身には何の変化も無いのに、淋しかったり
嬉しかったり、この感情っていったいなんなんだろう。人はその場所に
特別な思いを持つということなんだろうね。好きな場所はたくさんある。
ロサンゼルス、ハワイ、奄美大島、屋久島、ニューヨーク、大阪、東京、
札幌、サンフランシスコ、、、、
行くたびに、そして去るたびに、胸がキュンとなる。

レコーディング@大阪 その5

さてさて、ノロウィルス旋風が吹き荒れたレコーディング、1st. ハーフも
いよいよ大詰め。今日は藤原カオルちゃんのギターオーバーダブと仮歌録り。
オーバーダブというのは、すでに録音されているものに音を重ねていく
という作業ですな。仮歌というのは、本チャンの歌ではなく、作業の
進行上、ガイドとして入れておくボーカルトラックのことです。
今日は建ちゃんこと中村建治氏がアレンジした曲2曲にギターを
かぶせ、もう1曲にカオルちゃんの口笛と口トロンボーンを入れた。
カオルちゃんはギターの達人であるだけではなく、口笛もと〜〜っても
かっこいいのです。しかししかし、口笛なら吹ける人は他にもいるでしょうが、
この口トロンボーンソロは誰もかなわんでしょう! というよりやる人がいない。
そこらのトロンボーン奏者を連れてくるよりよ〜〜〜〜〜〜っぽど本物みたいで
かっこいいのですわ。しかし、巨匠カオルちゃんにこんなことをやらせるために
わざわざスタジオに呼ぶヤツもなかなかおらんでしょうが。(^^;)
僕の体調もかなり復活して、お昼にようやく固形物を食べれるまでになった。
ランチ後、真奈尚子さんの仮歌をさくっと3曲録った。真奈さんもだんだん
僕のいきあたりばったりレコーディングのペースに慣れてきたのか、
歌の調子もとても良く、さくさくと録音は終わった。
その後、真奈さん、マネージャーの玉井さん、僕で近所のお好み焼き屋で
小さい打ち上げ。4日ぶりのビールを恐々飲む。やっぱりちょっと胃に
しみるな、、、(じゃ、飲むなよ!)(^^;)
しかしうまい! (うまいのか!)
というわけで、明日帰京いたします〜〜〜 m(_ _)m

レコーディング@大阪 その4

今朝起きててみると、体調はやや回復していたが、それでもなんだか気持ちが
悪かった。時計を見てみると16時間くらい寝続けている。よくもまあ
そんなに寝たもんだ。
さて、どうしよう。。。身体もだるいし気分もかなり悪いのだが、、、
え〜〜い、まあとりあえずスタジオに行こう。ここで穴をあけるわけには
いかんでしょう。ジョー、えらいぞ!
今日は仮歌を軽く3曲とっておしまい。ダビングが残っているのだか、
ミュージシャンのスケジュールがうまくあわなくて、今日はそれでおしまい。
まっすぐホテルに帰って今まで寝た。まだまだ寝れそうだ。
きっと疲れがたまっていたのかもね。
そんなわけで、明日は今回のスケジュールの最終日だ。
カオルちゃんのギターと仮歌。
明日は飲めるかな?(こら!)
PS:皆さん、ご心配をおかけしました。
励ましのメッセージ、本当に勇気づけられました。
ホントにホントにありがとう!! m(_ _)m

レコーディング@大阪 その3

お休みを1日はさみ、昨日はレコーディング3日目。ほとんどのベーシックは
録り終わり、仮歌を入れ始める。
と、そこでまたもやアクシデント勃発。ジョー奥田、倒れる。(^^;)
朝からなんだか調子が悪かったのだが、午後になってお腹は痛い、
身体はだるい、という最悪の状態になっていた。風邪だな。
そんなわけで、昨日は早々と作業を撤収してホテルに戻り、爆睡した。
夕方目が覚めると激しい吐き気。胃がひっくりかえるくらい吐いた。
それからまた寝た。
普段、病気をしないので、病気をするとすぐ弱る。
明日、大丈夫かなぁ〜〜〜 ? (^^;)

レコーディング@大阪 その2


昨日はリズム録り2日目。今日はギターの藤原カオルちゃんアレンジの
ボサノバデーだ。カオルちゃんも僕の学生時代のバンド仲間で、そのギターの
素晴らしさは当時から関西では評判だった。
ギターケースを片手にふらりとスタジオに現われたカオルちゃん。
いよ〜〜、ひさしぶり〜としみちゃん、建ちゃんを交えての雑談タイム。
その間にエンジニアのナベちゃんこと渡辺くんがせっせとセッティング
してくれている。
さあそろそろと声をかけると、おもむろにギターを取り出し、
まっしろの五線紙をとりだした。ええ〜〜!譜面書いてきてないんかい!
カオルちゃんはまったく動じることなく、ふんふ〜んと鼻歌を
歌っては、譜面を書くという作業を始めた。
昔、大巨匠のアレンジャーは譜面を書く時間がなく、移動中の
タクシーの中や、スタジオでミュージシャンを待たせたまま書くという
のを目撃したことはあるが、、、、さすがカオルちゃん!巨匠である。
そういうことには慣れっこのベテランミュージシャン達だ。
出来たらよんでね〜と軽い感じで、それぞれ好きなことをしている。
そんな頃にロスの難波正司くんから、アレンジアイデアのmp3がメールで
届いた。かっこいい〜〜! さすがレコード大賞アレンジ賞をとった
難波くん!早速スカイプをつなげて話をした。それにしても便利な
世の中じゃの〜〜
一方カオルちゃん、、、、
さあ書けた。じゃやろか、と始めたら、まぁ〜〜あなた、そのカッコいいこと!
う〜〜ん、、、さすがボサノバの王様! ボサキング!!たまらんっす!
そんなわけで、かる〜〜く1曲目を録り終えた後にアクシデントは
やってきた。カオルちゃんダウン。
なんだか体調が悪いというので、ランチブレイク中、横になってれば、
とスタジオのカウチで寝かせたのだが、本格的な睡眠へと突入していた。
しばらく休ませてからやろうと、1時間の休憩をとることにした。
全員にスタジオから退出してもらい、部屋の電気を暗くして思いきり
寝てもらうことにした。
最悪の場合、後日にまわすというオプションも頭に入れつつ待機。
1時間半が経過する。お〜〜いカオルちゃぁ〜〜ん、、うぃ〜〜〜
あ!起きた。カオルちゃん復活!
寝ぼけまなこで譜面を書きはじめ、カフェでお茶してたミュージシャンを
呼び、録りはじめた。かっこい〜〜〜!2テイク目でオッケー。
ホントお疲れ様でした。
・・・オレも疲れたぞ! (^^;)