本日の一枚(そのいち)


先週の日曜日。この日は本当に気持ちのいいお天気だった。
朝、明治神宮に散歩に出かけると、木の間からシャワーのように
光が降りそそいでいた。
あまりにも美しかったので思わず、カシャッ!

MADOライブ無事終了


ちょっと時間が経ってしまったが、先週の土曜日、六本木ヒルズの
MADOラウンジでのライブが無事終了した。
当日のお昼頃、全さんから電話。
「今朝から体調が悪く・・・」
ええ〜〜!?
「車の運転は無理なので、電車で行きます。
なので、申し訳ないですけど、迎えに行けません。」
あらら〜〜、迎えはどっちでもいいんだけど、体調、大丈夫だろうか。
でも、来れるだけ良かった。一瞬、最悪の事態が頭をよぎったので、
来れるということを知っただけで、ひとまず安心。
さて、会場入りすると、全さんの目が死んでいた。
あらら〜、相当具合悪そう。大丈夫?
「ええ、なんとか・・・」
ステージ設営が少し時間的に押して、開場30分前に音出しする。
特に問題なし。というか、いつもより音が良い。
これはシステムが良くなったことに加え、会場が吹き抜けになっていて
天上高がとても高いことが大きく影響しているようだ。
ささっとリハをすませ、控え室へ。
全さんは相変わらず半分気を失っているような感じだ。
しかも今日は全さんが初めてNSOでギターを弾く予定。
「もし大変だったらピアノでもいいよ。」と言うと
「いや、大丈夫ですよ。」
・・・って、全然大丈夫そうには見えないけど。
そんなわけで始まった1回目のステージ。
全さん、尚ちゃんの新曲で無事ギターを弾き通してくれた。
そしてその次。このシーンは全く打ち合わせが無い。
僕の希望としては、「何をやってもいい。感じたまま弾いて欲しい。」
というある意味ものすご〜くコワイ状況。
そういうスリルも面白いかなと思って、そんなセクションを作った。
そして、これがまた見事に美しいシーンとなった。
NSO,成長してる! そう感じた一瞬だった。
・・・と思ったのもつかの間
「Eclipse」で僕が大失敗。曲の途中で音が途切れてしまうという
絶対にあってはいけないことをしてしまった。
これは完全に僕のミスだった。
でも、全さんと尚ちゃんは動ずることなく、見事にフォローしてくれた。
ふぅ〜〜
そのお詫びの意味もあって、最後に「AYA」を演奏した。
2回目のステージはさらに、そして3回目は最高に調子が良く、尻上がりに
どんどん内容が良くなっていったのが嬉しかった。
2年ぶりのマドラウンジ。この東京を一望する夜景と自然音とNSO。
この組み合わせは本当に大好きだ。ある種、シュールな状況でもあるし、
なのに、何故かピッタリと世界が出来上がっている。
来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。
また、来年も是非やりたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

安心音

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僕は「賞」というものに縁がない。今まで賞をもらった記憶すらない。
おそらく小学生の頃に水泳でもらったのが最後かもしれない。
そんななか、僕がかかわったプロジェクトが賞をもらった。
今月初めに東京ビッグサイトで開かれた「東京ビジネス サミット」で、
『安心音』というサービスを提供している「癒しの心音社」が
大賞を受賞した。
これは妊娠中の母親の心臓の鼓動を録音し、それをCDにするという
プロジェクトなのだが、それに僕の波の音をミックスしたバージョンも
同時に提供している。
母親の心音のCDを生まれた子供に聞かせると、とても安心して
眠りにつけるそうで、幼児のメンタルケアにも大きな効果があるそうだ。
確かに母親の胎内で聞いていた音を聞くことで心が安まるというのは
直感的にも理解出来る。実際に心音の効果は医学的にも証明されていて、
例えば子供が大きくなってからでも、母親との絆を感覚として確認
することが出来、引きこもりや自閉症になった子供達にも効果があるそうだ。
母親の心音を聞くことで、親子の信頼関係の改善に劇的な効果があるらしい。

そんなわけで受賞の知らせを受け、早速お祝いに出かけていった。
あるある! 大賞のトロフィーが!
今まで賞をもらったことのない僕は早速トロフィーを持たせてもらって
写真を撮った。
この「癒しの心音社」が提供しているサービス、なかなか面白いので、
興味のある方は是非チェックしてみてください。
*安心音のサイトはこちら

『TOKYO OL HAPPY LOHAS』

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ロハス関係のブロガーの第一人者として知られる、LOHASコンシェルジュの
CHIEKOさんのブログ、『TOKYO OL HAPPY LOHAS』に、
僕と高砂淳二さんのコラボDVD『Into The Light』の紹介記事が掲載された。
この作品の意図をとてもよく判って下さっている内容でとても嬉しかった。
もしご興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。
『TOKYO OL HAPPY LOHAS』はこちらから

緊急ライブのお知らせ

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NSOのライブのお知らせです。って、実は来週のことなんですが。(笑)
急なことで申し訳ない。21日(土)にNSO発祥の地、六本木ヒルズの
52階にある「マドラウンジ」でライブをやります。
ここは2007年6月にNSOの初ライブをやって以来、4回連続でライブを
やらせてもらった思い出の場所。時が経つのは早いもんですね。
今回はマドラウンジが期間限定でオープンした新しいイベントスペース、
『マドラウンジ・スパイス』のこけら落としとのことで、とても光栄な
ことなので、気合いも新たに望むつもりです。
ひょっとすると、NSO年内最後のライブになるやもしれませんので、
是非ご参加下さい。
なお、3回ステージで、各ステージ30分とやや短めですが、
濃い〜〜内容でやりますので、お楽しみに!
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【以下ライブ情報詳細から】
*********************************
六本木ヒルズ森タワー52階、展望台スペースに、
期間限定の新たなスペースが登場します!
“マドラウンジが新たに提案するラウンジスタイル”
20種類以上のハーブを使ったカクテルやオリジナル・ブレンド
のハーブティーを豊富にとりそろえた”Herb Tea & Bar”。
ランチには、ボリュームたっぷりのサラダやヘルシー・
サンドウィッチ、そして夜には、夜景をバックに奏でられる
クラッシックからジャズ、R&Bまで、良質なライブ・ミュージック
までを楽しめる”マドラウンジスパイス”。
11/21、最初のオープニング・ライヴを飾るのは、世界屈指の
ネイチャーサウンドアーティスト・ジョー奥田と、奄美シマ唄と
ピアノのデュオという斬新なスタイルでのアレンジを成功に
導いたピアニスト・高橋全、そしてチェッカーズ解散後も映画
音楽の制作やソングライターとしても活躍中のサックスプレイヤー・
藤井尚之によるユニット、The Nature Sound of Orchestra。
オリジナル・ハーブカクテルを片手に、そして、東京のゴージャス
な夜景をバックに、この3人の想像性豊かな音楽家による
自然音と音楽が織りなす究極のハーモニーをご堪能下さい!
*日時:11月21日(土)
*開場:18:00
*開演:1st Stage 19:30 / 2nd Stage 21:00 / 3rd Stage 22:30〜
*場所: マドラウンジスパイス
    (六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー内)
*入場料: ¥4000 (1ドリンク付)
※展望台入場料1,500円込み/ 展望台・美術館もご利用になれます。
※森タワー3F美術館・展望台入口にマドラウンジ専用受付カウンター
を設置いたしますのでそちらへお越し下さい。
※20歳未満入場不可。入場時IDチェック有り。
顔写真付きの身分証明書をご持参ください。
*お問い合せ:03-3470-0052
http://ma-do.jp

Sさんの死

先週、Sさんが亡くなったとの知らせをもらった。
僕の誕生日の翌日だった。あわてふためき、取るものも取り敢えず
ご自宅へと駆けつけた。そこには生前と変わらぬ笑顔をたたえて
横たわるSさんがいた。今にも起きてきて、「お〜〜」と
手をさし出してくれそうなほどの安らかなお顔だった。
Sさんは僕の友人のお父様で、僕が中学の頃、歩いて数分の
ところに住んでおられた。その後転勤されたが、友人に会いに
行く度にお会いし、食事をご馳走になったりしていた。
そして20数年の月日が流れる。
3年ほど前、僕が東京に拠点を持ち住み始めた頃、Sさんが横浜に
住んでいらっしゃることを知る。すぐに会いに行った。
Sさんは「お〜〜」と手を差し出し、握手してくれた。
その日は鳥鍋をしようということになり、僕が作った。
僕と同様、濃い味が好きなSさんはとても美味しそうに食べてくれた。
「またこの鳥鍋を作りに来てくれ」
それから月に一度くらいのペースで鳥鍋を作りに行った。
毎回、とても美味しそうに食べてくれて、本当に喜んでもらえるのが
嬉しかった。僕の父は亡くなって10年を越えたが、Sさんは
父にとても似ていた。それもあって、まるで自分の父親にやり残した
親孝行をさせてもらっているような気がしていた。
Sさん一家は僕のことを、僕の両親や姉が呼んでいたように
「たけちゃん」と呼ぶ。
僕が仕事で忙しくてなかなか行けない時、Sさんは
「たけちゃんはどうしてるんだ。また鍋を作りに来るように言ってくれ」と
お母様や友人に伝えていた。
入院されてから1度だけ前日に鳥鍋を作り、それを病院に持って行った
ことがある。それを美味しそうに食べる姿が最後となった。
死は人間が誕生するのと同様に、祝福されるべき出来事だと思っている。
ひとつの人生を無事に全うしたことに対して、おめでとうと言って
しかるべきだと思っている。
そう考え始めたのは、父の死をむかえる直前だったと思う。
それでも父が死んだ時は泣いた。本当に悲しかった。
残された者にとっては、やはり悲しいには違いないのだ。
別れるということはやはり心引き裂かれるように痛い。
僕のことを自分の息子のように可愛がってくれたSさん。
またいつかどこかで会いましょうね。
それまでは、「さようなら」
そして、これからもよろしく!

オンザロック


僕が『オンザロック』と言うと、お酒の話だとお思いだろうが、今回は違う。
ある日、いつものように明治神宮を散歩していたら不思議なものを発見。
宝物殿の前にある広いはらっぱの真ん中にに流れる小さな川。
そのほとりにいくつか大きな岩があるのだが、その岩の中のひとつに
丁寧に文章が書かれているのを見つけた。

写真を見ていただけるとお判りのように、とても丁寧に書かれている。
良く見てみると、英語ではない。僕には何語なのかも判らない。
なんだか詩のようにも見えるのだが、さっぱり内容が判らない。
誰が、何故、そして何を書いたのだろう。
もし判読出来る方がいらっしゃったら、教えていただきたい。

Sand Animation

サンド アニメーション(Sand Animation)というのをご存知だろうか。
これは前回の日記「泉州に生まれて育ち〜」のコメント欄に、僕の友人の
ロス在住のカメラマン、茅野裕樹さんが教えてくれた。
見てみて心の底から驚いた! スゴイ!スゴ過ぎ!!
ショーは若くて美しいサンドアニメーターの Kseniya Simonova が
大きなロウソクに火をともすところからスタートする。
水平に置かれた台の上に敷き詰められた砂。そこに恐ろしいほどの
スピードで、指と手で絵を描いていく。その表現の美しいこと。
そして、一度描いた絵の上にさらに絵をたしたり、一部を消して
まったく違う絵を描いたりしながらストーリーを展開していく。
会場のオーディエンスはあまりの美しさと、ストーリー展開の
素晴らしさに思わず涙する。
恐らくウクライナ語だと思われるナレーションが理解出来なくて
残念だったが、それを差し引いても十分心に響く感動があった。
ウクライナが生んだ美しきアーティスト、Kseniya Simonova。
才能と美貌を兼ね備えた若き天才だ。
是非見てみてください。

*HIROKI、すごいもの教えてくれてありがとう!

『泉州に生まれて育ち〜』

皆さん、「泉州」をご存知だろうか。
泉州というのは、大阪府南部に位置する、高石市、泉大津市、忠岡町、和泉市、
岸和田市、貝塚市、泉佐野市、熊取町、田尻町、泉南市、阪南市、岬町を
含む地域をひっくるめて「泉州」と呼ばれている。
僕は大阪市内に生まれ育ったのであまり縁はなかったのだが、
ネットサーフィンをしていてめちゃくちゃに面白いものに
ぶちあったったのでご紹介しよう。
泉州、岸和田、と言えばご存知「だんじり祭り」。
この勇壮な祭りをテーマにした「うわさのまつり」という動画を発見。
これがめちゃくちゃ良く出来ているんですよ。
曲を作られたのは、地元のミュージシャンたばたのたぁさん。
歌っているのはご子息のTABASUKEさん。
CGを作られたのは、泉佐野市で「大工食堂」という食堂を
経営されているダイクマコトさん。
曲も映像も本当に素晴らしく楽しいんです。
一度見ただけで「泉州に生まれて育ち〜〜」という
フレーズが頭にこびりついてしまいます。
是非、ご覧になってみて下さい。
*動画「うわさのまつり」はこちら

DVD、10月7日発売!


自然写真家の高砂淳二さんとのコラボDVD第三弾『Into the Light』の
予約受け付けが始まりました。
これでようやく三部作が完成したわけだ。昨年の4月頃に企画が持ち上がり、
打ち合わせを開始して以来だから、1年半近く関わってきたプロジェクトだ。
写真家の方とこれほどがっぷり組んで作品を作ったのは初めてだったので、
本当に良い経験になった。これは今後の作品作りに生かせるような気がする。
一作目は『風』、二作目は『水』がテーマだったが、この第三作目の
『Into the Light』は『光』をテーマにしている。
光そのものには音はないが、光をとりまく環境には音がある。
本当に息を飲むほど美しい高砂さんの写真と、美しい地球の音を
たっぷり楽しんでください。
3作ともお買い上げの方には・・・(^-^ゞ
まだ未定ですが、何かオマケがもらえることになるかも。
発売元のジェマティカレコーズが、現在検討中だそうだ。
過ぎ去った『夏』をもう一度おウチで楽しんでください。
*『IInto the Light』のご予約はこちらから