Joe’s Day

紫舟さんに会った

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 書家の紫舟さんに会った。
 お会いする前に、彼女のホームページhttp://sisyu.sinayaka.comを見て驚いた。
 その作品の持つ力、優しさ、独創的なアイデア、すべてが卓越していた。
 彼女の作品を見た時に、ベーシストのジャコ・パストリアスを思い出した。
 多くの人が努力を重ね、なんとか乗り越えようとしているハードルを、なにげなく
 軽々と乗り越えてしまった、そんな印象を受けた。ジャコはまさしく誰もが認める
 天才的なプレーヤだったが、紫舟さんにもおなじ匂いを感じた。
 
 僕の前作『川へ帰ろうー四万十川』を以前から聴いてくださっていて、とても
 気に入って下さっているとのこと。新しい作品『AMAMI』を差し上げて、
 彼女のポートフォリオを見せてもらった。そこにはいわゆる書家の域をを楽々
 越えてしまったアートの世界があった。絵も描かれるのだが、その絵も本当に
 素晴らしかった。
 彼女は画家にもなりたいそうだ。
 曰く「書家は天職です。でも画家は好きでやりたいことなんです。」
 とのこと。彼女ならきっと素晴らしい画家にもなるだろうと思った。
 
 そして、近い将来、一緒にコラボレーションしましょうと約束して
 別れた。
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*紫舟さんが書いた、浜崎あゆみ主演映画「月に沈む」の題字。
 写真は渋谷のデカ看板。

ミクシィ

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友人に誘われてミクシーに登録した。
これは、いろんなテーマを挙げて、それに興味の或る人達がコミュニティーを
作る、という感じのネット上のバーチャルコミュニティーのシステムのようだ。
そして、誰かの紹介が無いとコミュニティーに入れない仕組みになっている。
まだよくシステムが分かっていないのだが、なんだか面白そうなので続けている。
僕のページはここです。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1335549

ある人が僕をテーマにしたコミュニティーをつくってくれた。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=335326
ミクシーに興味のある方はメール下さい。joe@joeokuda.com
登録出来るように、お誘いメールを差し上げます。

お礼

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CD『AMAMI』をお買い求め下さった皆様、本当にありがとうございます。
予想もしなかった反響に少々戸惑いつつも、素直に大喜びしています。
というのは、このCD『AMAMI』は僕にとってはかなりの冒険だったのです。
前作の『川へ帰ろうー四万十川』は音楽も9曲入っていて、自然音と音楽のバランスが
五分五分くらいの感じで作ったんだけど、今回の『AMAMI』は、すべて自然音だけで
作ってみたかったんです。
だけど、作りながら
「ひょっとして退屈なんじゃないだろうか」とか、
「普段自然音になじみの無い人に受け入れてもらえるだろうか」とか
いろんなことを心配してました。
でも、自分の目指す世界を自分の思う通りにやってみようと決めて、思い切って
このようなスタイルになりました。結果は、多くの方が受け入れてくださって、楽しんで
聴いてくださっているようで。驚くほど多くのメールをいただいた。喜んでいただけた
という実感が嬉しい。そういう反応が次の作品を作る時に大きな勇気となると思う。
さて、このプレ・リリース盤、これくらいあれば大丈夫だろう、と思うくらいの数を用意したのだが、
それもあっという間に残りわずかになってしまった。
欲しいと思っていらっしゃっる方は、早めにご連絡下さい。
また、このプレ・リリース盤を買って下さった方々には、お礼の気持ちも込めて、
なにか特典のようなものか、プレゼントをお贈りすることを考えています。
どうかお楽しみに!

原宿


原宿の街の音を録ってみた。
バイノーラルマイクで街の音を録音すると、とても面白い。
後で聴いてみると、その臨場感に圧倒されてしまう。人間も自然の一部なのだから、
大きな意味で考えると、街の音も自然の音と言えるかも知れない。
その一部をアップしてみたので、下のフリッツくんマークをクリックして聴いてみて下さい。
聴く時は必ずヘッドフォンで聴いてみて下さい。すご〜い臨場感が楽しめますよ。

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明治神宮


僕が東京で1番好きな場所は明治神宮だ。都会の生活に疲れるといつも明治神宮に
行くことにしている。原宿駅から神宮橋を渡るとすぐ明治神宮の原宿口がある。
正面には大きな鳥居がある。ここは観光客の第1の記念写真スポットのようだ。

鳥居のすぐ右わきに小さなカフェがあり、ここも大のお気に入りだ。
外がうだるような暑さの時も、森がある所為でここだけは涼しい。
ここに来てビールを飲みながら、人を眺めたりぼ〜っとしたり、メール書きしたり
するのが大好きだ。森を眺めているだけでも心が落ち着く。

ここの森はただ木が沢山植えてあるだけの都会の公園とは違って、本当に生態系が
成立している森だ。この森が100年足らずのうちに作り上げられたと聞いた時には
本当にびっくりした。この森を最初に管理された方がすごい人だそうで、長い視野を
持って、自然の森として成立するように、丹精込めて育て上げられたそうだ。
僕は日本の都会は大阪と東京しか住んだことがないが、これほど素晴らしい森が
都会にあるのは、ここだけだと思う。

内田満開さん

内田満開さんからメールをいただいた。
満開さんは、朝崎郁恵さんのインディーズ時代の名盤、『 海美(あまみ)』、
それと今の朝崎さんのスタイルの基礎はすべてここにあると思う『うたじま』
というCDの中で、それぞれ解説を書かれている方だ。
先日、山川さらさんからの依頼で僕のCD『Amami』をお送りしたのだが
そのお礼のメールだった。
ただのお礼ではなかった。
その気持ちを『唄』にして送って下さった。
あまりにも素敵で嬉しいことだったので、そのメールを見た朝は
涙が出るほど幸せな気持ちでいっぱいになった。
改めて島の神様に感謝の気持ちを込めて、手を合わせた。
      * * * * * * * 

ジョー奥田様や
おぼくりどぅやりょる
くがにさら(黄金皿)かけぃてぃ
だーしま思い(うむい)
 ジョー奥田様
 有難うございました。送っていただきました黄金の皿(CD)をかけると
 その世界にどこのしまを思うでしょう?
 いえ、それは奄美ほかならないのです。

くがにさら(黄金皿)かけぃてぃ
懐かしゃるしまぬ
しまぬうやふじぬ
くくる(心)みりゅり
 このCDをかけて聴いていると私の懐かしい故郷、シマの昔の情景、
 シマのおじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様の伝えてきた真心が感じられます。

しまぬうやふじぬ
くくるききみりぃば
くくるすみずみに
まさてぃたちゅり
 私の懐かしい故郷、シマの昔の情景、シマのおじいちゃんおばあちゃん、
 ご先祖様の伝えてきた真心をじっと聴いていると、心のすみずみまで
 思いが馳せシマのおじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様への思い、
 感謝が泉のように湧き上がって立ってきます。

くくるすみずみに
ながるしまぬねに
ふたうやがなしぬ
くいばききゅり
 心のすみずみにまで流れる故郷の音に両親が私を呼ぶ声が聞こえます。

ふたうやがなし
とぅしや老とぅてぃいきゅり
くがにさらかけぃてぃ
もどしうがも
 両親は自然と年を取っていってしまいますが、せめてこの昔の故郷が
 いっぱい詰まったこのCDを聴いて頂いて年が若くなるようにお願いしましょう。

くがにさらくがに
しまうむいくがに
じょーおくださま
おぼくりどぅやりょる
 黄金の皿(CD)
 故郷がいっぱい詰まった黄金の皿(CD)
 作ってくださって、ジョー奥田様、本当に有難うございました。
ジョー奥田様、とても素晴らしいCD、お送り下さり有難うございます。
CDから感じられます思いを奄美風の連歌にしてみました。
感謝の意を込めて歌の最初は、各句の頭を取るとジョー奥田様のお名前が出るように、
またCDの思いが永遠にと連歌をエンドレスに作ってみました。
有難うございます。
      * * * * * * * 
満開さんはこの長文のメールを携帯から下さった。

山川さらさん

ライターの山川さらさんに会った。
山川さん、いや、親しみを込めて「さらさん」と呼ばせていただこう。
さらさんは僕の『Amami』のCDのことを共通の友人達を通して知り、
メールを下さったのが出合いのきっかけだった。
まず、共通の友人、知人が大勢いるのにも驚いたが、なにより驚いたのは、
さらさんは、僕が奄美で大ショックを受け、さらに奄美に深くかかわるきっかけとなった
写真集『うたばうたゆん』の中で、島唄に関する解説を書かれた方だったのだ。
う〜〜ん・・・何かがつながっている・・・何かが・・・
さらさんと原宿の駅で待ち合わせ、それから明治神宮を散歩しながらお話した。
話題の中心はもちろん奄美に関することだった。先にお送りしたCD『Amami』に
いたく感激してくださって、涙まで流して下さったことをうかがった。
僕がどれほど『うたばうたゆん』に感激してショックを受けたかをお話した。
共に奄美出身者ではないのに、深く奄美にかかわっている。それが不思議で
面白いと思った。
そう言えば、僕の周りの『あまみラバーズ』達はみんな奄美の出身者ではない。
そしてみんな奄美を深く愛している。もちろん黒糖焼酎も!
先日の愛知万博での奄美プロジェクトを立ち上げ、大成功に導かれた増渕英紀さん、
そのすべての仕切りをした大村局長、陰の立て役者として献身的に事務管理を
された山川さん(あ、同名だ!)、みんな奄美の出身者ではない。
だか誰にも負けないくらい奄美が大好きだ。
『なんか面白いめぐりあわせですね。』
そんな話をしながら、明治神宮の森を歩き代々木口から抜け、喫茶店に入って
お茶を飲んだ。
さらさんの著書「ムンユスィ 魂のふるさと−奄美の素顔」に
サインをいただき、僕のDVD「memory of the earthー屋久島」を差し上げた。

あっという間に時は経ち、代々木の駅前で、次の打ち合わせに走るさらさんと
別れた。人とのつながりの輪がまたひとつ広がったように感じた。

Live at Motion Blue

先週の土曜日、横浜モーションブルーでKANKAWA とライブやってきました。
こういうライブは初めてなのでちょっと緊張しましたね。KANKAWA も初のピアノ
ソロライブということで、ちょいと緊張気味。一緒にライブをやるのも初めて、
ということで、開演前のサウンドチェックでもちょっと緊張気味でした。
そのわりには、楽屋ではアホ話で盛り上がってたんですけどね。
さて、出番のお呼びがかかって、ステージに向うドアの前で待機。
ここで待ってるときが一番緊張したね。ステージフライトってやつだな。
これは1度経験すると、絶対に忘れられない。やみつきになるくらいの興奮だ。
『そうそう、これこれ、これがライブの楽しさだよな!』
そして名前がコールされ、ステージへの扉を開く。
この後のことは本人よりもしっかり観察して書いて下さっている人がいるので、
そちらをどうぞ。
でも、『癒しの音楽の大家』は勘弁して欲しい。(^^;)
これはKANKAWA が自分のサイトで書いたコメントをそのまま引用したのだ。
恥ずかしすぎるぞ! (笑)

* 写真は本文とは全く関係ありません

ライブのお知らせ

愛知博の余韻に浸る間も無く、ライブの準備に追われている毎日です。
いよいよ今週の土曜日に迫ってきました、初ライブ。
どうか皆様、お誘い合わせの上、お越下さい。
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この度のライブは、自然音とピアノのコラボレーションということで、
僕の長年の友人であり、日本屈指のジャズオルガンプレーヤー「KANKAWA」 との
コラボレーションです。普段はハモンドB-3 を武器としてあばれまわる
「KANKAWA」ですが、今回は彼にとっても初のピアノソロライブということで、
気合いが入っているようですよ。
僕は「ネイチャーサウンドDJ」として出演します。
まあ、自然音を流すDJ みたいな役ですね。
きっと楽しい空間を演出出来ると思いますので、どうかお楽しみに!
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場所は横浜モーションブルー。
詳細は以下の通りです。
詳細: 8月6日 ※Showtimes_6:30pm & 8:30pm (open_5:00pm)
   charge:¥3,675(税込) 7/16(土)チケット発売開始
場所: 横浜モーションブルー
〒231-0001 横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館
045−226−1919

浜田太さん

浜田太さんに会った。このことが今回の愛知博に参加して一番嬉しいことだった。
浜田さんの写真集は奄美でも何度も本屋さんで目にしていたし、
浜田さんが主宰している奄美の情報誌『Horizonーホライゾン』もいつも
読んでいた。そしてなにより奄美を愛する心にあふれた写真が大好きだった。
だから、浜田さんにはいつか会いたいと思っていたのだが、今回、愛知博の
『奄美プロジェクト』に共に講師として参加することになり、その思いがかなった。
浜田さんとは奄美プロジェクトの間、3日間連続で飲みに行った。
そして僕らにはいろんな共通点があることが判った。
まず顔が似ている。奄美プロジェクト中に、NHKの生放送があって、太さんが
出演していた。僕は控え室でスタッフと一緒に放送を見ていたのだが、太さんが
出てきたときに、生放送だと知らなかったスタッフが、
「あれ?ジョーさん、これいつ録画されたんですか?」と言った。
そのときに、あれ? 似てるのかな? と思ったのだが、その日ホテルに帰り
鏡を見たらなんとなく雰囲気が似ているのに気がついた。
そして共に酒が好きだ。それも黒糖焼酎が大好きだ。太さんとはいつでも一緒に
飲みたいと思う。
そして、共に奄美を愛している。僕は島の外の人間として。太さんは島に
生まれ育った人間として。だけどその愛情の深さには差がある。彼は島に生まれ
当時だれもがそうだったように島を疎み、離れ、そして島に戻り、改めて島の
素晴らしさに気づき、心を開き、受け入れた経緯があると話して下さった。
僕は旅人として奄美を訪れ、その魅力に参ってしまったわけだが、第二の故郷と
言ってもいいくらい奄美が大好きだ。

↑左から、増渕英紀さん、浜田太さん、そして僕。みんな濃いね。(^^;)
そんな僕らだから酒を飲み始めると必ず奄美の話になった。
浜田さんは子供の頃の奄美の話、そして現在の状況、その変化、今後こうして
行きたい、等々、奄美に対する思いはつきない。
昨年、浜田太さんの写真集『奄美-光と水の物語』が発売された。
たまらないほど美しい奄美の自然がそこにある。そして、浜田さん自身が
録音された奄美の自然音のCDまで付いている。もし機会があれば是非
手に取って見て欲しい。奄美の自然の美しさを体験するには最高の本だと思う。