グレゴリー・コルベール展


今朝から身体も心も重かった。理由は分からない。ともかく何もかもが嫌になり、
すべてから逃げ出したくなるくらい、気分が重くなっていた。
今日の予定をキャンセルし、掃除、洗濯をしたが、まったく気分は快方に
向かわない。こういう時は美しいものを見るに限る。
友人が教えてくれた、グレゴリー・コルベール氏の展覧会に行くことにした。
彼のDVD作品は、以前に近所のバーで見てイスから転げ落ちるくらい
ショックを受けたのだが、その彼の展覧会がお台場で開催されているとのこと。
会場はこの展覧会のために建設された臨時美術館、ノマディック美術館。
美しい! 美し過ぎる!
動物と人間の深い触れあいを通して、命の重さ、生命の美しさを表現
しているように感じた。本当に心の深いところに染み込んで来る。
自分の身体に溜まった澱が少しづつ洗い流されていくのを感じた。
会場を出たときにはもうすっかり気分が良くなっていた。
帰りに原宿駅で降り、明治神宮を散歩して家に帰った。
この展覧会は、今週日曜日(24日)まで開催されているそうだ。
お時間のある方は、是非ご覧になって下さい。
*グレゴリー・コルベール氏の展覧会『ashes and snow』の情報はこちら

11 Comments

  1. JUN姫

    私もね、見に行きました。
    コンテナや紙筒で出来た建物の中に足を踏み入れたときの、異次元に来てしまったかのような不思議な感覚がすごかったです。
    自分の中の太古の記憶が呼び覚まされるとでもいうのでしょうか(ちと、大げさですけど)
    きっと私達の祖先は、こんな風に動物や自然と交流しながら生活していたんでしょうね。
    人間がピュアな心を取り戻せば、自然も受け入れてくれるのではないか…象の優しい目をみて、そんな風に思いました。

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  2. joe

    JUN姫さん
    本当に、久しぶりに心の底から感動しました。
    僕もJUN姫さんが言う通り、我々の祖先は、自然や動物達と
    今とはまったく違うレベルでの関わり方をしていたように思いますね。

    Reply
  3. ざぶん

    グレゴリー・コルベール氏の展覧会で解毒されましたか(^^;
    グレゴリー・コルベール氏、私もお気に入りです。初めて出会ったとき、ズシーンとくる重みが、脳天を揺らしました。
    その展覧会なら見に行きたかったなぁ。展覧会にしても、ジョーさんのライブにしても、こういうとき、地方は損だなぁと思います。(--)

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  4. ひでお

    実はワタクシもこの展覧会には行っていました。
    BSで特番を組んでいたので、何度となく観ていたんですよ。
    最初は斬新な映像に驚嘆したんだけど、あまりにメイキングっぽいのを流していたためか、とっても食傷気味になってしまいました。
    あまり舞台裏は見せるもんじゃないなって、思った次第です。
    それでも展覧会には行ったんですよ。
    自転車で。
    でもって、DVDと画集がセットになっている限定モンも買ってきました。
    それにしても思い切った価格設定だったなぁ。
    D万円で、ちょいとおつりがあった程度でした。
    あ、これは資料用です。
    DVDのパッケージや素材にこだわった作り、画集も装丁にかなりのこだわりがあります。
    そう言えば、まだ封を切ってないや。
    ぶはは。
    時間が出来た時にでもチェックするかな。

    Reply
  5. ウォンウィンツァン

    おお、行こう行こうと思いつつも、忙しさにかまけていました。
    なんと明日が最終日(というか今日ですね)
    行くぞ〜
    やはり夕暮れ時から夜にかけていくべきだよね〜〜

    Reply
  6. joe

    ざぶんさん
    確かに解毒されましたね。ホントに気持ち良かったですよ。
    hideちゃん
    おおっ!
    写真集とDVD持ってるのね。今度かして〜〜〜 (^^;)
    ウォンさん
    おお〜〜〜! ウォンさんだぁ〜〜〜
    今日はきっと混雑しますよ。あれ、人ごみで見るより、
    ひとりでDVDで見た方が、ピュアに感動出来るような気がします。

    Reply
  7. 匿名

    行ってきましたよ〜〜〜
    案の定、すごい人出だった。
    尻込みしてワイフに「かえろ〜」と言ったら「初志貫徹!!」なんて言われて、え〜〜〜
    雨の中2時間も列んじゃいましたよ〜〜〜
    でも、列びがいがありました。
    手漉きの和紙にプリントされた寓話的ビジョンは、どの作品も、何かを語りかけてくるような詩情にあふれています。
    あんなに人が多かったのに、どんどん引き込まれていきました。
    またトータルなプロデュース力に唸ってしまいましたね。
    どのようにあれらの作品が作られるのか、ちょっと考えただけでも、hideoさんが書いていたように、裏は相当色々あるでしょうね。
    でも、やはり、その初志貫徹力というのは、はははh、すごい。
    イメージを想起するのはある意味簡単、具現するのは根性、、、。
    わたしもDVDと写真集を購入しました。
    勉強しま〜す。

    Reply
  8. joe

    おっ! お話の流れから考えると、ウォンさんですね?
    確かにあの規模のプロジェクトから考えるに、相当大きな資本が
    裏にあるんでしょうね。お金の匂いがしますものね。
    でも、同じアーティストのはしくれとしては、作品の良し悪し、
    そのOUT COME だけが勝負だと思います。
    作品が作られる経緯まで評価の対象とするのは、フェアではない
    ですからね。
    本当に素晴らしくインパクトのある映像ですよね。ただ、僕は人ごみが
    苦手なので、やっぱりひとりでじっくりDVDで楽しみたい方ですね。
    でも、あの建物、展示の仕方、レイアウト、すべてが素晴らしかったと
    思いました。ただ、空調が悪かったこと(暑かったでしょ〜〜)それと
    音が悪かったこと! これはも〜ちょい考えても良かったかなぁ〜って
    感じました。

    Reply
  9. ウォンウィンツァン

    あ、クッキーが効かないですね。
    やはりお金とやらせの臭いがしますよね。
    でも、仰るように、出来たもの、作品そのものに人を惹きつけるエネルギーがあるかどうかだと、私も思います。
    その意味で、このプロジェクトは、やはりすごいと思う。
    ノマディックの意味は、多分「ノマド(遊牧民)」から来ているのかな、、、、
    人混み、音響、空調、確かに最悪でしたが、私もそう云うことが気になる方なのですが、なぜかあまり気にならなかったな〜〜

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  10. joe

    ウォンさん
    >なぜかあまり気にならなかったな〜〜
    それほど作品にインパクトがあった、ってことでしょうね。^_^

    Reply
  11. 匿名

    雨の中、二時間も待ちましたよ。
    でも、中に入って、4〜5枚、見ているうちに、何もかも忘れて、涙腺がゆるんでいました。へへh
    ムービーより、写真の方にあつくなりました。
    ムービーは技術の解読に気をとられちゃった。
    でも、鳥使いの女性の踊りから、イーグル(コンドル?)が頭上を通り過ぎたとき、身震いが来ましたね。
    コベール氏はダンサーとしてもすごいな。
    水中遊泳には唸ってしまいました。
    でも、子供たちに踊らせるのはちょっと難しいよね。

    Reply

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