ライターの山川さらさんに会った。
山川さん、いや、親しみを込めて「さらさん」と呼ばせていただこう。
さらさんは僕の『Amami』のCDのことを共通の友人達を通して知り、
メールを下さったのが出合いのきっかけだった。
まず、共通の友人、知人が大勢いるのにも驚いたが、なにより驚いたのは、
さらさんは、僕が奄美で大ショックを受け、さらに奄美に深くかかわるきっかけとなった
写真集『うたばうたゆん』の中で、島唄に関する解説を書かれた方だったのだ。
う〜〜ん・・・何かがつながっている・・・何かが・・・
さらさんと原宿の駅で待ち合わせ、それから明治神宮を散歩しながらお話した。
話題の中心はもちろん奄美に関することだった。先にお送りしたCD『Amami』に
いたく感激してくださって、涙まで流して下さったことをうかがった。
僕がどれほど『うたばうたゆん』に感激してショックを受けたかをお話した。
共に奄美出身者ではないのに、深く奄美にかかわっている。それが不思議で
面白いと思った。
そう言えば、僕の周りの『あまみラバーズ』達はみんな奄美の出身者ではない。
そしてみんな奄美を深く愛している。もちろん黒糖焼酎も!
先日の愛知万博での奄美プロジェクトを立ち上げ、大成功に導かれた増渕英紀さん、
そのすべての仕切りをした大村局長、陰の立て役者として献身的に事務管理を
された山川さん(あ、同名だ!)、みんな奄美の出身者ではない。
だか誰にも負けないくらい奄美が大好きだ。
『なんか面白いめぐりあわせですね。』
そんな話をしながら、明治神宮の森を歩き代々木口から抜け、喫茶店に入って
お茶を飲んだ。
さらさんの著書「ムンユスィ 魂のふるさと−奄美の素顔」に
サインをいただき、僕のDVD「memory of the earthー屋久島」を差し上げた。
あっという間に時は経ち、代々木の駅前で、次の打ち合わせに走るさらさんと
別れた。人とのつながりの輪がまたひとつ広がったように感じた。
「世ヤティギティギ」って言うじゃないですか。
世の中は次々につながっていくって。
つながっているのか、
カミサマが引きあわせてくれているのか
わからないけど、つながって、広がって、
それが何かを動かす力になるはず。
こんどはコワイ守衛さんのいないところで
デートしようね。
うん! そうしましょ、そうしましょ。
ああいう無粋な人はいけませんね。
いつでもユーモアがないとね!