奥多摩録音ロケ

いよいよ明日から奥多摩に録音ロケに行く。久しぶりの録音ロケなので
なんだかウキウキと心が踊る。知らない土地に行く時はいつものことだが、
何がおこるかなという期待が半分、ちゃんと良い音が録れるかな、という
不安が半分。なんだか遠足の前の日のように心が浮き立っている。
今回のロケは、8月30日からスタートする東京国際フォーラムでの
イベントのための音を録るために行く。東京の水の源の音を録るためだ。
東京も奄美大島や屋久島にある小さな集落と同じで、後ろに山があり
前に海があり、その間にある平野に集落が出来る。東京も集落なのだ。
ただ巨大に広がっているだけだ。そしてそこを川が流れ、人々の生活を
支えている。水が無ければ人は生きていけない。それは都会であろうが
離島であろうが同じことだ。水は命のみなもとなのだ。
今回のイベントではそういうことを表現出来たらいいなと思っている。
以前、奥多摩にロケハンに行った時に、軽く録音してみたが、車の音が
大き過ぎて使える音源は録れなかった。また梅雨の雨続きのため、川の
水かさが増え、やや濁りもあった。それでも川は美しく雄大に水を下流へと
届けていく。この奥多摩の美しい水が、都心に近づくにつれて見事に
濁っていく。都民全ての命を支える水が、恐ろしいほど汚れてしまっている。
生活排水や工業排水を川に流し込むシステムを作っている人は、その水を
自分の家族や子供に飲ませることと引き換えに、いったい何を手に入れて
いるのだろう。
そんなことを考えると悲しくなってしまうが、奥多摩の美しい自然の音、
ちゃんと録れるのだろうか。今はその方が気掛かりだ。美しい音を
都会に住む人達に届けたいと思う。楽しみにしていて下さい。




