スズメのピーコ


奄美パークでトークライブを終えた時のこと。知人達と立ち話をしていると、
2階から階段で降りてくる女性が見えた。彼女はこの奄美パークのお掃除を
している方だ。ふと肩を見ると・・・
ええ〜〜〜〜!! と、と、、、、鳥!
あの、あの、あの、、、それなんですか?
聞いてみるとスズメの子供だと。えええ〜〜〜〜!!ス・ズ・メ・・?!(◎_◎)
僕は小鳥が大好きで、特にスズメは本当に好きなのだ。
そのスズメは彼女が飼っているそうで、名前はピーコというそうだ。
まだ生後2ヶ月くらいらしい。
なんでも、奄美パークの次長が、巣から落ちてしまったスズメの子供を
見つけ、可哀想に思い拾い上げて事務所に持って帰ったのだが、
どうしていいのか判らず困り果て、最終的に彼女が預かることに
なったそうだ。
最初はクチバシも黄色で柔らかく、口を開けさせてエサを押し込むのが
怖かったが、そのうちしっかりしてきて、エサも良く食べるようになり、
おまけにどこに行くにもついてくるようになったそうだ。
今では仕事中はもちろん、買い物に行く時も、車に乗って出かける時も
片時も離れないらしい。
僕が指でさわりに行こうとすると、クチバシでチクチクっと突っついて、
お母さんに助けを求めるように、彼女の髪の毛の中に隠れてしまった。
うう、、、かわいいぞ!!
これ、僕でも持たせてくれるかな? と聞いたら、う〜ん、どうだろ、
持ってごらん、というので、持とうとした。そしたらやっぱり
嫌がってパタパタと羽ばたき、床に降り立った。それを拾おうと
すると、また飛び上がって僕の服にしがみついた。
それをそ〜っと手で包むと、手の中でおとなしく丸まって
しゃがみこんだ。そしてじーっとしたまま眠っているようだ。
いつも寝かしつける時はこうやって手を丸めて、その中で寝かせるそうだ。
そうしてやると、とても安心して眠りにつくらしい。

それにしても、スズメが人になつくなんて初めて知った。
一般的には、スズメは繊細で警戒心も強いので、飼うことは
出来ないと思っていたので、本当に驚いた。そしてうらやましい!!
ピーコ、おっきくなったらどうなるんだろ。どこかに飛んで
いってしまうのだろうか。それともずっと彼女と暮して
いくんだろうか。僕はピーコのこれからが気になってしかたがない。
最初に拾った職員の方も、それをあずかって育てた彼女も
本当に心の優しい人達だなぁ、と嬉しくなってしまった。

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