綾町録音日記


*早朝、霧に煙る大森岳
昨日は夜中じゅうずっと小雨が降っていた。夜明け前、ダメモトで大森岳へ。
夜が開ける頃雨があがった。すると、鳥達が嬉しそうに鳴きはじめた。
来て良かった。小1時間ほど録音して下山する。
それから川中キャンプ場周辺へ。綾北川もそうだったが、この雨続きで
上流にあるダムが放流していて、川の水位が上がり、水量もえらく多い。
そのため、川の音はかなり荒々しく、あまり色気がないので録らずに帰る。
夜は綾の名士、絹の手紬染織をされ「現代の名工」と称される秋山眞和先生と食事に。
外で軽く食事をし、先生のお宅に場を移し飲んだ。翌朝早いのでと早々に帰宿。
今朝はようやく雨があがった。夜明け前に大森岳へと向う林道に入る。
暗い時間の林道はやっぱりちょっと怖い。何ヶ所かに落石があり、
岩を移動させながらゆっくりと進む。途中大きな木が道をふさいでいた。
昨日は無かったので、昨夜落ちてきたのだろう。これが重くて大変だ。
なんとか脇によせて車を進める。
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*林道をさえぎる落石群
お気に入りのスポットを見つけ、マイクをセッティング。
もうすでに早起きの鳥達が鳴きはじめる。宮崎ではなんとアカショウビンが
鳴くのだ。アカショウビンは奄美大島で有名な鳥で美しい声で鳴く。
屋久島にはいなかったので、そこらあたりが北限かと思っていたら、
なんと宮崎にはいた。アカショウビンとウグイスが同時に鳴いている
さまは、なんとも不思議な光景だった。
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*三脚をたてての自分撮り