さて昨日は、山登りの達成感といい仕事をしたという満足感から、夜は酒盛りだ。
とはいえ、達成感や満足感が無くても酒盛りをしているじゃないか、と言われれば
その通りなのだが。そんなわけで、スタッフ一同、といっても僕を含めて3名は
またもや『潮騒』へ。いつも通りの刺し身ー焼き物ーその他多数のツマミ系+生ビールー
三岳、というお決まりのコースをひと通りこなし、宿へと戻る。
さすがに疲れていたので、一同速攻でふとんに入り3秒で爆睡。
僕のお決まりの夜明け前出発も明日はなし、と決めていた。
そんなことをしてたら死んでしまう。
朝は爽やかに目覚めて、、、と言いたいところだが、身体のあちこちが痛い。
足はどういうわけか痛くないのだが、腰が張っていた。重い荷物は腰にくる。
もりもっちゃんは、足が筋肉痛でたいへんらしい。だから僕と小坂の足が痛くない、
というのが気に入らないようだ。
『ええ? ホント? おかしいなぁ〜〜、オレ足カチカチだぞ、みんなもそうだろ?
え? 違うの? おかしいなぁ〜、ミエ張ってない?』
と、しきりに繰り返す。もりもっちゃんは高校時代サッカー選手だったので、
身体はガッチリしているし、いかにも元体育会系という感じがする。
そんな彼だけが筋肉痛になっているのが不思議だった。
『それはね、もりもっちゃん、僕らは筋肉痛になるような筋肉そのものがないから
筋肉痛にならないんだよ、きっと』と言うと、『そうか、そうだな。』と
納得していた。
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さてそんなわけで、今日はちょっと楽しような、ということで夕景のロケハンと
途中目に付いたものは撮る、ということで出発。西部林道から大川の滝あたりを
走り回りロケハンをした。お、ここはいいね〜、という川があったので機材を
降ろして撮影を始める。僕も録音機材をかついで、川のあちこちを歩き回り、
ほど良いスポットを探し回る。右手には三脚にセットしたバイノーラルマイク、
背中にはレコーダー、ケーブルなどを詰めたバックパックを背負って川を横切るため
石伝いに行こうとしたとき、ぬるっ! 濡れた石は苔で滑るのであぶない、という
基本を忘れ、うっかり濡れた石に足を置いたその瞬間だった。
すてーんと見事に転んでしまった。その1メートルほど下は崖のようになっていて、
転び方次第では下まで転がり落ちるところだった。あぶねぇ〜〜!
その転んだときに右手はマイクのついた三脚を持っていたので、反射的に左手を
ついた。マイクは濡らさずにすんだが、おかげで全体中プラス機材の重みが左手に
かかってしまった。もうかれこれひと月以上になるが、左手はまだ痛い。
(注)この『屋久島ロケ日記』は2005年4月1日から4月12日の間に
行なったロケの記録を元に書き起こしています。