1ビット・オーディオ (その2)


昨日、明治神宮でコルグのMR-1、MR-1000 の試し録りをした。
比較のために、僕が普段使っているフォステックスのFR-2 も持っていった。
時間は午後3時半ごろ。この時間帯はあまり鳥も鳴かないので、録音するのに
良い時間帯とは言えないが、まあテストだからいいだろう。
まだ1月ということもあり、参拝客も多いので、有料の御苑に入ることにした。
フリッツ君ことノイマンのKU-100 には出力が2系統あるので、ひとつを
FR-2 に、もうひとつをMR-1000 に入力した。MR-1には付属のマイクを
使用した。MR-1 の付属マイクをカメラ用の三脚にセットして、フリッツに
並べた。
meiji_2.jpg
*MR-1に付属のマイクを三脚に装着したところ
一番小さいMR-1 はSACD と同じフォーマットのDSDIFF の2.8MHz、
MR-1000 はその倍の 5.6MHz、FR-2 は、192KHz-24bit と
それぞれの最高音質を選んだ。
さて、レコポーズ(録音待機状態)にして、ヘッドフォンでそれぞれを
モニターしてみる。それぞれの特性がわかって面白い。
ただ、予想通り鳥はあまり鳴いてくれない。そのかわり、、というか、
カラスがやけによく鳴く。カラスにはなんの恨みもないが、カラスの声って
本当にムードがない。それに加え、まだ初詣で期間中ということか、
苑内でのご案内放送が頻繁に流されている。まあしょうがない。

*左から、MR-1、FR-2、MR-1000
録音開始!
3つの機材をほぼ同時に録音ボタンを押す。あんまり景色として面白く
なかったので、まわりを歩き回ってみる。玉砂利を踏んで、じゃりじゃり
音を出してみた。カラスが鳴く。苑内放送。たまぁ〜にスズメがちゅんちゅん。
なんだか色気の無い景色。あんまり盛り上がらないので、そこそこ録音して
撤収することにした。
それにしても普段よりかなり機材の量が多かったせいもあり、バックパックは
ぱんぱんで、しかも恐ろしく重い。こんなの担いで歩いたことないぞって
思うくらい重かった。それを担いで、代々木の仕事場から明治神宮、そして
また歩いて帰ってきた。帰り道はホント辛かった。屋久島で山道を歩いたとき
から比べたら、なんてことない平坦な道なのだが、それでも辛かった。
音の比較はまた次回!

4 Comments

  1. hideo

    ぶはは。
    たくさん機材の入ったリュックを担ぐ巨匠の姿を想像してしまいました。
    今度はワタクシがアシスタントでもしましょうね。
    例の計画もあるし・・・♪
    で、音の比較は気になります。
    次回が楽しみです。

    Reply
  2. joe

    音の比較はねえ、、正直言うと、きちんと比較出来るほどの
    音は録れなかったんですよ。やっぱり試し録りとはいえ、
    きちんと綺麗なものを録らないと判りにくいようです。
    今度いっしょにやろうね。

    Reply
  3. かわむつ

     作品になるととってもスマートでおしゃれな入れ物に収まってしまうのですが、作り上げるまでの苦労は大変なものですね。特に自然が相手だと、その多くは自分の体力との勝負ですね。私はバックの中身がカメラですが、それでも充分重いです。録音機材って機材の中身のもぎっしりですから、もっと重いのでしょうね。「AMAMI」などのCDにはこのご苦労がずっしりと詰まっているんだなぁと想い、聴いています。

    Reply
  4. joe

    かわむつさん
    おっしゃるとおりですね。フィールドでの録音は、写真にとても
    よく似ていると思います。作品は1時間たらずの長さですが、
    素材はその何十倍もの長さを用意します。
    最近のレコーダーはどんどん小型軽量化されていますので、楽に
    なってきてはいるのですが、僕の使うマイクは軽量化出来るような
    ものではないく、かなり重いですねえ、、、(^^;)
    特にこの日はレコーダーも3台持っていったので、めちゃくちゃ
    重かったです。体力の無さを痛感しました。(笑)

    Reply

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